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日本三大仏の一つにも数えられる高岡大仏は、その歴史や大きさだけでなく、端正な顔立ちから「イケメン大仏」としても知られています。富山県高岡市のシンボルとして親しまれるこの大仏様は、奈良や鎌倉の大仏とは一味違う魅力を持っています。実際に訪れてみると、街中に突如として現れるその姿に驚かされることでしょう。
本記事では、お参りと御朱印集め愛好家の筆者が、実際にお参りして御朱印を授与いただいた体験もふまえて、高岡大仏の歴史と参拝方法や見どころ、御朱印情報のほか、周辺のカフェスポットについても詳しくご紹介します。
- 本記事を読んでわかるポイント
- ・高岡大仏の歴史と大きさ
・イケメン大仏の美貌と「地獄極楽図」など見どころ
・高岡大仏の御朱印や御朱印帳などの情報
・高岡大仏周辺のカフェ情報
高岡大仏の歴史や大きさ・魅力を徹底解説

富山県高岡市に鎮座する高岡大仏は、地域の人々に愛され続ける象徴的な存在です。ここでは、その歴史的背景や物理的な大きさ、そしてなぜこれほどまでに美しいと言われるのか、その理由に迫ります。
高岡大佛: 公式サイト
奈良・鎌倉と並ぶ日本三大仏としての高岡大仏
日本三大仏といえば、奈良の大仏と鎌倉の大仏が有名ですが、実は3番目をどこにするかについては諸説あります。岐阜大仏や兵庫大仏、本ブログの記事にもある東京大仏などが挙げられることもありますが、ここ高岡では、地元の人々の深い愛着と高岡銅器の技術の粋を集めた高岡大仏こそが、その一角を占めるにふさわしいとされています。
日本三大仏としては、かつて京都の方広寺にあった豊臣秀吉が建立した大仏(約19m)が最大で、2番目が奈良の大仏、3番目が鎌倉の大仏でしたが、京都の大仏が焼失(1843年)して以降、順位が繰り上がって、1番目が奈良の大仏、2番目が鎌倉の大仏、そして3番目の座は空席となっていました。
しかし、1933年に建立された高岡大仏は、その完成度の高さと地域における存在感から、堂々と「日本三大仏」を名乗っています。実際に現地を訪れると、その威厳と美しさに圧倒され、三大仏の一つとして数えられるのも納得できるはずです。
与謝野晶子も絶賛したイケメン大仏の美貌

高岡大仏の最大の特徴とも言えるのが、その端正な顔立ちです。実は、あの有名な歌人である与謝野晶子が1933年に高岡大仏を訪れた際、大仏様を拝して「鎌倉大仏より一段と美男子」と評したという逸話が残っています。与謝野晶子は鎌倉の大仏についても「釈迦牟尼は美男におはす」と詠んでいますが、高岡大仏はその上を行く「男前」であると感嘆したそうです。
また、作家の井沢元彦氏も高岡大仏を訪れ、「端正であり、品性のある美貌だ」と述べているように、高岡大仏は単なる巨大な仏像という枠を超え、一つの芸術作品としての美しさを備えています。切れ長の目や整った鼻筋は、現代の感覚で見ても間違いなく「イケメン」と言えるでしょう。参拝の際は、ぜひそのお顔をじっくりと拝見してみてください。
奈良の大仏の半分の大きさと技術的な特徴
高岡大仏の大きさは、台座を含めた総高が約15.85メートルに達します。これは、なんと鎌倉大仏(13.35メートル)を上回る高さです。しかし、仏像本体の高さは約7.43メートルとなっており、これは奈良の大仏(約14.98メートル)のちょうど2分の1のサイズで設計されています。以下、高岡大仏の大きさを表で示します。
| 測定項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 総高(台座含む) | 15.85m | 鎌倉大仏より高い |
| 像高(本体のみ) | 7.43m | 奈良の大仏の約半分 |
| 総重量 | 約65t | 銅、錫、亜鉛の合金 |
こうした高岡大仏のサイズ感は、伝統的な比率を重んじつつ、当時の高岡の技術力で実現可能な最高到達点を目指した結果だと言われています。また、背後にある円光背(えんこうはい)には、阿弥陀如来を表す梵字「キリーク」が配されており、頂点には阿弥陀仏のお顔があります。これは大仏完成から四半世紀後に設置されたもので、現在の洗練されたデザインを決定づける重要な要素となっています。
度重なる火災を乗り越えた青銅製大仏の再建

現在の高岡大仏は三代目にあたります。初代は木造でしたが1821年の大火で焼失し、二代目も1900年の大火で全焼してしまいました。二度にわたる火災の悲劇を経験した地域住民は、「三たび焼失を繰り返させない」という強い決意を固めました。
そこで大仏建立の素材として選ばれたのが、地場産業である高岡銅器の技術を活かした「青銅(ブロンズ)」による再建でした。松木宗左衛門をはじめとする人々の尽力により、1933年に現在の姿が完成するまで、実に33年もの歳月がかかりました。この大仏様は、「不燃」への願いと人々の不屈の精神の結晶なのです。
見どころ!台座内部の胎内巡りで見る「地獄極楽図」

高岡大仏の台座部分は回廊になっており、参拝者はその内部を巡る「胎内巡り」を体験できます。薄暗い回廊の中には、高岡大仏での見どころのひとつ「地獄極楽図」が展示されており、この「地獄極楽図」では仏教の教えを視覚的に学ぶことができるようになっています。
また、回廊の中央には、1900年の大火で唯一焼け残った「二代目大仏の仏頭」が安置されています。木造時代の貴重なご尊顔を間近で拝むことができる、非常に神聖な場所です。
更に、回廊の壁面には、高岡の御神木であった杉の大木を使った13点の仏画も飾られています。静寂に包まれた回廊を歩くことで、大仏様が歩んできた歴史の重みを肌で感じることができるでしょう。
高岡大仏の御朱印情報とアクセス・周辺情報

ここからは、御朱印ファンにとって重要な高岡大仏での御朱印情報と、実際に高岡大仏を訪れる際に知っておきたいアクセス情報、周辺のカフェ情報について解説します。事前にチェックして、スムーズな参拝と御朱印めぐりを楽しみましょう。
高岡大仏でいただける御朱印の種類や授与方法などの情報

高岡大仏が鎮座する寺院は大佛寺(山号は鳳徳山)となり、「高岡大仏の御朱印」とは大佛寺が頒布する御朱印のことを意味します。高岡大仏でいただける御朱印の種類は通常版の御朱印一種類です。高岡大仏の通常版御朱印は、上の写真にあるとおり、真ん中に墨書き「阿弥陀如来」、左に墨書き「鳳徳山 大佛寺」と書かれ、真ん中上に高岡大仏のイラストが入った丸い朱印、その左下に「高岡市鳳徳山大佛寺」の四角い朱印が押されています。

高岡大仏の御朱印の受付場所は、高岡大仏に向かって左手にある大佛寺の寺務所です。御朱印の受付時間(寺務所の受付時間)は午前9時から午後5時までとなっています。そして気になる御朱印の授与方法ですが、高岡大仏では書き置きのみの対応となっており、持参した御朱印帳へ記帳する直書きによる授与は行われていません。過去には直書きの授与もあったようですが、現在は直書きの対応はありません。御朱印の納経料(御朱印の値段)は、300円です。
なお、高岡大仏では御朱印帳の頒布もなされていますが、高岡大仏(大佛寺)のオリジナル御朱印帳ではありません。そのほか、大佛寺の寺務所ではお守りなどのその他の授与品も頒布されています。
高岡大仏の参拝時間や拝観料・所要時間の目安
高岡大仏の参拝時間は、特に定められていません。高岡大仏のある境内への入口には門などなく、外からの出入りが自由で、大仏様自体も屋外に鎮座されているため、早朝でも夜中でも境内に入ってお姿を拝むことは可能です。
ただし、上でも述べたとおり、寺務所の受付時間は午前9時から午後5時までとなっており、高岡大仏の台座部分の回廊に入って胎内巡りができるのも午前9時から午後5時までなので、高岡大仏の参拝だけでなく御朱印をいただいたり、胎内巡りをする場合にはは、午前9時から午後5時までの時間に訪問するようにしましょう。
なお、胎内巡りで回廊に入るときには拝観料を納めます。拝観料は「志納」となっており、決まった金額はありませんので、回廊の入口にある賽銭箱にお気持ちを納めましょう。
また、高岡大仏での所要時間は、参拝と胎内巡り、御朱印の授与を含めても30分~40分程度あれば十分に回ることができます。
高岡駅からのアクセスや無料駐車場の場所

高岡大仏へのアクセスは非常に便利です。あいの風とやま鉄道・JRの「高岡駅」の北口(古城公園口)から徒歩で約10分(約700m)、路面電車の万葉線「坂下町」電停からは徒歩約5分(約300m)ほどで到着します。どちらも高岡の古い町並みを散策しながら向かうのがおすすめです。
一方、車で訪れる際には注意も必要です。高岡大仏の裏側(大仏様の背中のところ)には無料の参拝者専用駐車場(普通車8台)がありますが、駐車可能台数が少ないうえ、周辺道路は一方通行が多く複雑です。大仏の正面からは進入できず、裏手に回り込む必要があります。
駐車場の混雑が予想される場合は、高岡大仏から徒歩4分の場所にある「高岡市営御旅屋駐車場」を利用するのがおすすめです。「高岡市営御旅屋駐車場」は普通車355台駐車可能な大型の駐車場であり、駐車料金は入場から60分以内は無料、90分以内は100円と格安で利用できます。
隣接するカフェで楽しむ大仏ラテとスイーツ

参拝の後にぜひ立ち寄りたいのが、高岡大仏のすぐ横にある「amida coffee(アミダコーヒー)」です。ここでは、大仏様の顔が描かれたラテアート「大仏ラテ」や、高岡銅器の型で焼かれた「大仏カステラ」を楽しむことができます。
特におすすめなのが2階の桟敷席です。ここからは、大仏様を正面から見下ろすことができ、他では味わえない特別なロケーションでコーヒータイムを過ごせます。写真映えも抜群なので、旅の思い出にぴったりです。
「amida coffee(アミダコーヒー)」の営業時間は午前9時30分から午後6時30分(ラストオーダー午後6時)までです。お休みは不定休となっています。
まとめ:岡大仏の歴史や大きさは?見どころと御朱印情報を徹底解説
高岡大仏は、800年の歴史と地域の不屈の精神が詰まった素晴らしいお参りスポットです。奈良や鎌倉に負けない大きさや美しさ、そして地元の職人技が光る造形は必見です。高岡大仏の胎内巡りで歴史を感じ、素敵な御朱印をいただき、近くのカフェで一息つく。そんな充実した時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ぜひ、次の休日は高岡大仏へ足を運んでみてください。
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