直書き?書き置き?「明治神宮」の御朱印情報と参拝レビュー

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直書き?書き置き?「明治神宮」の御朱印情報と参拝レビュー

明治神宮のような大きな神社でも、御朱印をいただく際に「直書き可能か?」あるいは「書き置きのみか?」と心配する人は少なくないでしょう。この記事では、明治神宮の御朱印が直書き可能なのか、または書き置きのみの対応なのか、に関する情報をはじめ、明治神宮でいただける御朱印の種類や初穂料(値段)、受付時間・受付場所などの基本情報を、初めての参拝でも安心して準備できるよう詳しく解説しています。

また、御朱印帳のデザインや限定版の情報、さらには明治神宮の御朱印が「ひどい」「下手」といった評判の背景についても触れ、最後に筆者の参拝レビューにより明治神宮の見どころも紹介しています。このように、直書きで手書きの御朱印を希望する方や、書き置き対応になる可能性を事前に知っておきたい方にとって、本記事は実用的な内容となっています。明治神宮での御朱印体験をより充実させるために、ぜひ最後までご覧ください。

本記事が説明するポイント
・明治神宮の御朱印は基本的に直書きの対応が可能
・混雑時や特定期間は書き置きのみの対応となる可能性がある
・御朱印の受付場所と受付時間の詳細、御朱印帳の情報
・筆者による明治神宮の参拝レビューと見どころ紹介

明治神宮と直書き・書き置きなど御朱印の基本情報

明治神宮の大鳥居

まずここでは、明治神宮の由緒とご利益、明治神宮の御朱印の種類と初穂料(値段)、明治神宮の御朱印は直書き可能かどうか、明治神宮の御朱印の受付場所と受付時間、明治神宮の御朱印帳のデザインと初穂料(値段)、明治神宮の御朱印の評判などについて解説し、明治神宮と直書き・書き置きなど御朱印の基本情報を紹介します。

明治神宮: 公式サイト

明治神宮の由緒とご利益

明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社として、1920年(大正9年)に創建されました。東京都渋谷区の都心にありながら、広大な森に囲まれた神聖な空間が広がっており、年間を通じて国内外から多くの参拝者が訪れます。

この神社が建てられた背景には、明治天皇と昭憲皇太后の崩御後、全国の人々から「お二人をお祀りしたい」という強い願いがあったことが挙げられます。特に、明治天皇は日本の近代化を推し進めた象徴的な存在であり、その功績を称える意味でも、明治神宮は特別な意味を持つ場所とされています。

ご利益としては、「家内安全」「夫婦円満」「縁結び」などが広く知られています。これは、境内にある「夫婦楠(めおとくす)」と呼ばれる2本の楠の御神木に由来しています。夫婦やカップルで訪れる参拝者が多いのも、このご神木の存在が大きく影響していると考えられます。

また、明治神宮は「心身の浄化」や「運気の向上」を願う人々にも人気があります。人工的に造られた「永遠の杜(もり)」には、全国から奉献された約10万本の樹木が植えられており、自然のエネルギーに満ちた空間が訪れる人の心を癒してくれます。

このように、明治神宮は歴史的背景と自然の調和が融合した、非常に格式の高い神社です。初詣の参拝者数が日本一であることからも、その信仰の厚さがうかがえます。初めて訪れる方でも、静かで厳かな雰囲気の中で、心を整えることができるでしょう。

明治神宮の御朱印の種類と初穂料(値段)

明治神宮の御朱印

明治神宮で授与いただける御朱印のデザインは一種類となります。上の写真のとおり、右端に朱書きで「皇紀二千六百●●●年」(2025年は皇紀二千六百八十五年)と墨書きで「奉拝」の文字、左端に参拝日が墨書きで「令和●年●月●日」、中央には墨書きで「明治神宮」の文字と神社紋(菊と桐)と社印(明治神宮)の朱印が押されています。初穂料(御朱印の値段)は1つ500円となります。

明治神宮の御朱印は直書き可能?

明治神宮では、基本的に、持参した御朱印帳に手書きで御朱印を記帳する直書きの対応が可能です。ただし、これは状況によって変わることがあります。例えば、混雑時や特定の行事が行われている期間には、直書き対応が一時的に中止され、あらかじめ紙に書かれた御朱印を授与いただく書き置きの対応のみとなるケースもあります。

また、直書きが可能な場合であっても、混雑状況と書き手の人数や体制によって、長時間待たなければいけない場合もあります。実際に訪れた人の中には、1時間以上待ってようやく直書きの御朱印を受けられたという声もありました。このような場合、時間がなければ書き置きの御朱印を選ぶのも一つの選択です。

明治神宮の御朱印の受付場所と受付時間

明治神宮の御朱印案内表示

明治神宮の御朱印の受付場所は、本殿に向かって右側にある大きな楠(周囲に絵馬がかかっている大木)の横にある出入門から外に出て、右側(神楽殿の向かい側)にある建物「長殿(ながどの)」で授与されています。御朱印のほか、御朱印帳、お守り、お札などの授与品もこの長殿で授与いただけます。長殿は、参拝ルートどおりに進めば、本殿での参拝を終えたあとに立ち寄ることができる位置にあります。

御朱印の受付時間は、基本的に午前9時から閉門時間までとされています。明治神宮の閉門時間は季節によって変動し、例えば12月は午後4時に閉門し、6月は午後6時30分に閉門します。また、受付終了間際は混雑しやすく、待ち時間が長くなることもあるため、早めの時間帯に訪れるとスムーズです。特に直書きを希望する場合は、時間に余裕を持って行動することが重要です。

明治神宮の御朱印帳のデザインと初穂料(値段)

明治神宮の御朱印帳

明治神宮で授与されるオリジナルの御朱印帳のうち、通常版の御朱印帳は、上の写真のとおり、紫色と白色の和柄のちりめん生地が使われた表紙からなる御朱印帳です。この通常版の御朱印帳の初穂料(御朱印帳の値段)は1,500円で、最初の1ページ目に明治神宮の御朱印が直書きで記帳されています。つまり、御朱印と御朱印帳のセットで1,500円ということです。初穂料の金額としてはとてもリーズナブルです。

なお、通常版の御朱印帳意外にも、限定デザインの御朱印帳が頒布されることもあります。例えば、2020年の明治神宮鎮座百年祭を記念した限定版の御朱印帳は、光沢のある白地に、御祭神ゆかりの花菖蒲で染めた紫文字が記された、特別な御朱印帳でした(初穂料は、御朱印込みで2,000円)。今後も限定版の御朱印帳が頒布されることもあると思われますので、気になる方は、明治神宮の公式サイトをチェックしていただくといいでしょう。

ひどい?下手?明治神宮の御朱印の評判

明治神宮の御朱印に対する評判は、全体的には好意的なものが多い一方で、「ひどい」「下手」といった声も一部で見られます。これは、直書きで御朱印を授与する場合、御朱印の書き手が複数名おり、その書き手によって筆跡や表現が異なるため、受け取る側の印象に差が出ることが理由の一つです。

実際、直書きの御朱印は、神職や書き手の方が一枚一枚手書きで対応しているため、書き手の個性が反映されます。中には力強く美しい筆致で感動したという声もあれば、期待していたほどではなかったという感想もあります。こうした評価は、芸術的な側面と信仰的な側面が混在する御朱印ならではの特徴と言えるでしょう。

また、混雑時には書き手の交代が頻繁に行われることもあり、タイミングによっては経験の浅い方が担当する場合もあります。これにより、筆跡が不安定に感じられることもあるかもしれません。

ただし、御朱印はあくまで参拝の証であり、芸術作品ではありません。見た目の美しさだけでなく、神社でのご縁や祈りの気持ちを形にしたものとして受け取ることが大切です。筆跡にこだわりすぎず、心を込めて授与されたものとして敬意を持って扱うことが、御朱印の本来の意味を理解するうえで重要です。

明治神宮の御朱印「直書き」「書き置き」に関する注意点

明治神宮の絵馬

続いて、明治神宮の御朱印が書き置きのみになる場合と、明治神宮の御朱印をいただく際の混雑時の注意点について詳細に説明して、明治神宮の御朱印における直書き・書き置きに関する注意点を深堀りします。そして、最後に筆者による明治神宮の参拝レビューを簡単に紹介しながら明治神宮の見どころ紹介を行います。

明治神宮の御朱印が書き置きのみになる場合とは?

明治神宮では、上でも触れたとおり、通常は持参した御朱印帳への直書きが可能ですが、状況によっては書き置きのみの対応になることがあります。これは、参拝者の混雑状況や書き手の人数、時間帯、また感染症対応などが影響しています。

例えば、正月など初詣の時期や、土日祝日・大型連休などの繁忙期には、御朱印を授与する長殿に長蛇の列ができることがあります。このような場合、対応の効率化を図るために、直書きを一時的に中止し、書き置きの御朱印のみを授与することがあります。実際に、平日でも1時間以上待つケースが報告されており、書き置き対応のみに切り替わることもあるようです。

また、書き手の人数が限られている日や、体調不良などで書き手の人員が減っている場合にも、書き置き対応のみになる可能性があります。このように、書き置きのみになるかどうかは当日の状況次第であり、確実に直書きを希望する方は、混雑が少ないと予想される平日の午前中などを選んで余裕をもったスケジュールで参拝するのがおすすめです。

明治神宮の御朱印をいただく際の混雑時の注意点

混雑時に明治神宮で御朱印をいただく際には、いくつかの注意点があります。まず、待ち時間が長くなる可能性があるため、時間に余裕を持って訪れることが重要です。特に土日祝日やイベント開催日には要注意です。更に、このような状況では直書き対応が難しくなり、書き置きのみの授与になることもあるため、事前にその可能性を理解しておくと安心です。

また、長時間待つことになるため、暑さや寒さへの対策も必要です。夏場であれば熱中症対策として水分補給を心がけ、冬場であれば防寒具を準備しておくことが必要です。このような点を踏まえて、混雑時でも落ち着いて行動することで、より良い参拝体験につながります。

明治神宮の参拝レビューと見どころ紹介

最後に筆者が明治神宮を参拝したときのレビューにより、明治神宮の見どころを簡単に紹介します。

一の鳥居から参道へ

明治神宮の一の鳥居

JR原宿駅の西口を出るとすぐ目の前に明治神宮の境内、参道の入口にあたる広場があります。まず、ここにある見事な「一の鳥居」は見どころのひとつです。高さ11メートル、笠木の長さ15.6メートルという堂々たる姿で、国産杉を使用した木造鳥居としては非常に珍しいものだそうです。2022年に建て替えられたばかりで、まだ木の香りが漂うような清々しさが感じられました。

自然豊かな森林の境内

明治神宮の人工林

一の鳥居をくぐって参道を進むと、東京の都心とは思えない人工林「杜(もり)」に驚かされます。もともとは荒れ地のような場所に、全国から奉献された約10万本の樹木を植えて造られ、現在では約3,000種の動植物が生息する自然豊かな森林となっています。ここを散策するだけでも心が洗われるような感覚を味わえました。

日本酒とワインの樽

明治神宮の日本酒樽

参道を進んでいくと、途中には、献納された多数の日本酒の樽と、フランス・ブルゴーニュ地方から献納されたワイン樽が並ぶエリアもあり、これも国内外の文化が融合したユニークな見どころとなっています。ここで記念撮影をしている人も多くいらっしゃいました。

南神門と拝殿

明治神宮の南神門

さらに進んで左に曲がると、国内最大級の木造鳥居である「大鳥居」があります。この大鳥居をくぐり、明治天皇と昭憲皇太后が詠んだ和歌の看板を見ながら大きく右に曲がると、国産ヒノキで建て替えられた「三の鳥居」があります。三の鳥居をくぐって先に進むと、荘厳な「南神門」と更にその先に「拝殿」が現れます。この拝殿のところで参拝を行いました。拝殿の奥には立派な本殿が鎮座しています(拝殿内では写真撮影禁止なのでご注意ください)。

夫婦楠(めおとくす)

明治神宮の夫婦楠

拝殿前の境内、拝殿に向かって左側には「夫婦楠(めおとくす)」と呼ばれる御神木があり、これも明治神宮での見どころのひとつです。2本の楠が寄り添うように立っており、「縁結び」「夫婦円満」「家内安全」の象徴として親しまれています。カップルや家族連れの参拝者にとって、特別な意味を持つスポットとなっています。

長殿で御朱印を拝受

御朱印所の長殿

夫婦楠のお参りをした後は、拝殿に向かって右側の出入門から外に出てすぐのところにある長殿で御朱印を直書きで授与いただきました。そのあとは長殿の先へ進んで右に曲がると来た道の参道に戻るので、そのまま原宿駅に戻りました。

原宿駅から拝殿までの距離は1kmほどで、参拝をして戻ってくるまでの歩いた距離は2km弱でした。全体的にアップダウンの無い平坦な道なので、距離のわりにはそれほど大変ではありませんでした。注意点としては、長い参道の途中にトイレは一ヶ所しかないので、原宿駅でトイレを済ませておくのがおすすめです。

まとめ:直書き?書き置き?「明治神宮」の御朱印情報と参拝レビュー

本記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • 明治神宮では基本的に御朱印帳への直書きが可能
  • 混雑時や特定期間は書き置き対応のみになることがある
  • 直書き・書き置きともに御朱印の初穂料(値段)は500円
  • 直書き対応では待ち時間が長くなる場合がある
  • 書き置きのみの対応は混雑緩和や人員不足時に実施されることがある
  • 御朱印の受付場所は神楽殿向かいの「長殿」である
  • 受付時間は午前9時から閉門時間までであり、閉門時間は季節により異なる
  • 明治神宮の御朱印は通常版の一種類のみである
  • 御朱印には皇紀年号や神社紋、参拝日などが記される
  • 通常版の御朱印帳は紫と白の和柄で初穂料(値段は)は御朱印付きで1,500円
  • 限定版の御朱印帳は記念行事などで頒布されることがある
  • 書き手によって御朱印の筆跡や印象が異なる場合がある
  • 一部で「ひどい」「下手」との声もあるが書き手の個人差による
  • 御朱印は信仰の証であり芸術性より心を重視すべきである
  • 平日の午前中は比較的空いていて直書きを受けやすい傾向がある