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日光東照宮の御朱印を求めて訪れる方々にとって、御朱印は直書きしていただけるのか?あるいは書置きだけなのか?御朱印をいただくのに待ち時間はどれくらいなのか?といった情報は非常に重要です。本記事では、日光東照宮の御朱印情報として、直書き・書置きと待ち時間などについて調べている方々に向けて、御朱印の種類と直書き・書置、もらえる場所、待ち時間の目安などを詳しく解説します。
さらに、特別な切り絵御朱印や25周年記念御朱印が頒布されているのかどうかや、御朱印帳の購入方法についてもご紹介します。また、日光東照宮の御朱印が「ひどい」と言う人がいる理由についても解説しつつ、ほんとうに「ひどい」のかどうかについて筆者の見解を述べさせていただきます。日光東照宮の御朱印情報について、初めて訪れる方にもわかりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
- 本記事で説明するポイント
- ・日光東照宮の御朱印は全て書置き形式であること
・日光東照宮での御朱印をいただける場所と初穂料
・御朱印の待ち時間とスムーズに御朱印をいただくための対策
・日光東照宮の御朱印が「ひどい」と言われる理由
日光東照宮の御朱印は直書き?書置き?待ち時間は?

ここでは、日光東照宮でいただける御朱印は「直書き・書置きどっち?」なのか、「御朱印はどこでもらえる?」のか、日光東照宮でいただける御朱印の種類と特徴、「切り絵御朱印」や「世界遺産登録25周年記念御朱印」といった限定版御朱印は頒布されているのか?、また御朱印の待ち時間や御朱印帳の購入など、日光東照宮の御朱印情報について詳しく解説します。
日光東照宮: 公式サイト
御朱印は直書き・書置きどっち?
日光東照宮でいただける御朱印は全て書置き形式だけです。書置きとは、あらかじめ紙に書かれた御朱印をいただき、それを自分の御朱印帳に貼り付ける形式のことです。持参した御朱印帳に記帳していただく直書きとは異なります。以前は直書きの御朱印もいただけたことがありましたが、混雑緩和や感染症対策などの理由から、近年では書置きだけとなっています。
書置き形式のメリットは、日付を記入して手渡せばいいため、待ち時間が短くなることです。直書きの場合、参拝者一人ひとりに対して白紙の帳面に一から御朱印を書かなければいけないので時間がかかり、待ち時間が何倍も長くなります。また、御朱印帳の受け渡しがないので衛生的であり、他人の御朱印帳との取り違えなどの事故も起こらないので安心できます。
一方で、直書きはその場で自分の御朱印帳に書いていただけるという特別感があるので、御朱印ファンとしては直書きを希望する人のほうが多いように思います。御朱印ファンから見ると、書置きでは少し物足りないかもしれません。しかし、日光東照宮の御朱印は、デザインや印刷の質が高く、書置きでも十分に満足できるものとなっていますので、訪れる際には、書置き形式であることを理解し、スムーズな参拝を楽しんでください。
御朱印はどこでもらえる?
日光東照宮で御朱印をいただける場所は、3ヶ所あります。まず、陽明門奥にある授与所です。ここでは、日光東照宮(御本社)の御朱印をいただくことができます(初穂料500円)。もう一つの場所は、奥宮拝殿の左手にある授与所です。こちらでは、日光東照宮奥宮の御朱印をセルフサービスで受け取ることができます(初穂料500円)。お釣りをもらうことができないため、小銭を持参することをおすすめします。
最後の3ヶ所目は、日光東照宮の境内に「鳴龍」で有名な薬師堂(本地堂)があり、ここで鳴龍の御朱印をいただけます(初穂料500円)。薬師堂(本地堂)は東照宮ではなくお隣の輪王寺の施設となっており、正確には輪王寺薬師堂の御朱印となります。そのほかの輪王寺の御朱印は、三仏堂や大猷院など、複数の場所で授与されています。日光を訪れる際には、寺社ごとに授与所の場所を事前に確認しておくとスムーズです。
御朱印の種類と特徴

日光東照宮の3ヶ所、日光東照宮(御本社)、日光東照宮奥宮、薬師堂(本地堂)でいただける御朱印の種類は、基本的に各一種類ずつとなります。なお、過去には期間限定の御朱印も存在し、特別なイベントや記念日に合わせて授与されたことがあります。例えば、初詣記念や、陽明門の大修理完成記念、世界遺産登録20周年記念などの期間に限定版御朱印が授与されました。限定版とはいっても、記念日をあらわすスタンプが押印されただけのもので基本的なデザインは通常版と変わりません。
日光東照宮(御本社)、日光東照宮奥宮、薬師堂(本地堂)の御朱印の特徴はいずれもシンプルなものです。いずれも、右端に墨書きで「奉拝」、左端に墨書きで「年月日」、そして真ん中の赤色の印の上に墨書きで社殿名「日光東照宮」、「日光東照宮奥宮」、「鳴龍」が入ったものです。また、日光東照宮(御本社)や日光東照宮奥宮の御朱印には、右上に徳川家の家紋である三つ葉葵が赤色で押印されており、伝統を感じさせるものとなっています。
なお、日光東照宮(御本社)の御朱印には、真ん中の赤色の印の上に墨書きの社殿名「日光東照宮」があるバージョンと無いバージョンとの2種類が発行されているようです(参拝者がどちらかを希望・選択することは不可)。
切り絵御朱印と25周年記念御朱印
日光東照宮に隣接する二荒山神社や輪王寺では、特別な御朱印として切り絵御朱印や2世界遺産登録5周年記念御朱印も授与されていますが、残念ながら日光東照宮ではそのような御朱印は授与されていません。切り絵御朱印は、繊細な切り絵が施された美しいデザインが特徴です。通常の御朱印とは異なり、アート作品のような趣があります。東照宮には三猿や眠り猫など魅力的なキャラクターがありますので、今後このようなキャラクターをモチーフにした切り絵御朱印などが出されることを期待しています。
御朱印の待ち時間
日光東照宮の御本社で御朱印をいただく際の待ち時間は、通常長くても10分程度です。これは書置きでの御朱印授与に限定することによって混雑を緩和する東照宮側の施策によるものです。特に混雑する時期や時間帯を避ければ、比較的スムーズに受け取ることができます。例えば、平日の午前中や観光シーズン外の時期は、待ち時間がさらに短くなる傾向があります。
一方、特別なイベントや記念日には、待ち時間が長くなることもあります。例えば、初詣期間中や特別な御朱印が授与される際には、多くの参拝者が訪れるため、待ち時間が長くなることがあります。このような場合は、事前に公式サイトや現地の案内を確認し、早めに訪れることをおすすめします。
また、日光東照宮奥宮の御朱印はセルフサービスで提供されているため、日光東照宮の御本社に比べると、待ち時間はほとんどありません。小銭を持参して、スムーズに受け取る準備をしておくと良いでしょう。
薬師堂(本地堂)についても、御朱印をいただく際の待ち時間は、通常長くても10分程度です。ただし、鳴龍の拝観がグループごとに行われるため、拝観を終えたグループが一斉に授与所に集まることから、タイミングによっては10分よりも長く待つことがあるかもしれません。
御朱印帳の購入

日光東照宮では御朱印帳を購入することができます。御朱印帳は、東照宮の御本社拝殿手前にある授与所で販売されています。基本的には紺色をベースにしたものと赤色をベースにしたものの2種類あり、どちらも表紙には、徳川家の家紋である三つ葉葵と陽明門がデザインされています。
なお、御朱印帳は日光東照宮だけでなく、周辺の輪王寺や二荒山神社でも多種多様な御朱印帳を購入することができます。日光へ行く際には、どの神社や寺院でどんな種類の御朱印帳を購入するかを事前に調査しておくといいでしょう。現地で購入した御朱印帳で御朱印を集めると、旅の思い出としても素敵な記念になります。
日光東照宮の御朱印の評判と御朱印ルート

次にここでは、日光東照宮の御朱印は「ひどい」か?といった御朱印の評判につてい解説し、最後に「日光二社一寺」などの有名な神社やお寺を効率よくお参りして御朱印を集めるための御朱印ルートについても触れることにします。
日光東照宮の御朱印は「ひどい」か?
日光東照宮の御朱印が「ひどい」と感じるかどうかは、個人の感覚によるところが大きいです。一般的には、日光東照宮の御朱印はシンプルながらも美しいデザインと高い品質で知られています。授与所での待ち時間や授与所側での対応についても特に問題は感じられませんでした。
では、なぜ日光東照宮の御朱印が「ひどい」と言う人がいるのかというと、それは日光東照宮(御本社)の御朱印の中に、右端に墨書きで「奉拝」、左端に墨書きで「年月日」、そして真ん中に赤色の大きな印があるだけのバージョンもあり(下の写真の右側)、それを拝受した人が「ひどい」と感じたのではないかと思います。たしかに、日光東照宮(御本社)の御朱印の別のバージョン(下の写真の左側)では、真ん中の赤色の印の上に墨書きで大きく「日光東照宮」と書かれ、右上に三つ葉葵が赤色で押印されているものも授与されているので、それと比べると「手抜き」だと感じた可能性は否定できません。

ただ、真ん中に赤色の大きな印があるだけの簡単な御朱印(上の写真の右側)は、昔ながらの伝統あるデザインのもので、現在でも伊勢神宮や熱田神宮など格式ある神社では採用され続けているデザインでもあります。ですので、筆者の見解では、古風なデザインなのか、現代風のデザインなのかの違いであって、「ひどい」「ひどくない」ということではないように思います。古風なデザインのほうが、歴史と伝統を感じさせると考えることもできるのではないでしょうか?
日光の御朱印ルートについて
日光には「日光二社一寺」などの有名な神社やお寺を効率よくお参りして御朱印を集めるための「御朱印ルート」なるものがあると言われています。ちなみに、日光の社寺をお参りする正式な参拝ルートとしては、神橋からはじめて、上に向かって、輪王寺三仏堂、東照宮、輪王寺大猷院、そして最後に二荒山神社をお参りするルートとされています。
もちろん、正式な参拝ルートでも日光東照宮をはじめとした「日光二社一寺」などの有名な神社やお寺の御朱印を一日で集めることは可能ですが、御朱印集めの効率性という点で言えば、「世界遺産めぐりバス」で大猷院・二荒山神社前まで登って、上から二荒山神社、輪王寺大猷院、東照宮、輪王寺三仏堂、神橋と下っていく御朱印ルートのほうが効率的であり、体力的にも優しいと言えるでしょう。
日光東照宮などは境内も広く、見どころや御朱印をいただける授与所の場所が離れていて、意外と移動に時間がかかりますので、体力に自信がなかったり、食事やショッピングなどにも時間をかけたい場合には、無理をせずに上から下っていく御朱印ルートのほうも検討してみるといいでしょう。日光の御朱印ルートについては、下記の記事でも詳細に解説していますので、ご参考にしてください。
まとめ:日光東照宮の御朱印情報 – 直書き・書置きと待ち時間

本記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 日光東照宮の御朱印は全て書置き形式である
- 書置きは待ち時間が短く、御朱印帳の手渡しがないので衛生的というメリットがある
- 直書きは特別感があるため御朱印ファンに好まれているが、現在は対応していない
- 日光東照宮でいただける御朱印の場所は、陽明門奥、奥宮拝殿左手、薬師堂の三ヶ所となる
- 日光東照宮でいただける御朱印の初穂料はいずれも500円である
- 日光東照宮奥宮の御朱印はセルフサービスで頒布されている
- 薬師堂でいただける鳴龍の御朱印は輪王寺の御朱印でもある
- 日光東照宮の御朱印はいずれもシンプルなデザインである
- 日光東照宮(御本社)や日光東照宮奥宮の御朱印には徳川家の家紋が押印されている
- 日光東照宮での御朱印の待ち時間は通常長くて10分程度である
- ただし混雑時や特別なイベント時は御朱印の待ち時間が長くなることがある
- 日光東照宮の御朱印帳は陽明門奥の授与所で購入できる
- 日光東照宮の御朱印帳は基本的に紺色と赤色の2種類となる
- 御朱印帳は日光東照宮以外にも周辺の輪王寺や二荒山神社でも購入できる