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ミシュラン三ツ星の観光地としても知られる高尾山は、都心から電車で約1時間とアクセスが良く、四季折々の豊かな大自然と手軽なハイキングが楽しめる関東屈指の霊山です。その中腹に鎮座する「高尾山薬王院(有喜寺)」は、天平時代に開山された神仏習合の歴史ある古刹であり、参拝の証として授与される力強い御朱印や天狗信仰の授与品は絶大な人気を誇ります。
しかし、実際に参拝を計画する際には、
- 「薬王院の御朱印はどこで、何時までいただける?」
- 「持参した御朱印帳に直書きしてもらえるのか?」
- 「ケーブルカーの混雑状況や、登山初心者でも歩きやすいおすすめルートは?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、全国通訳案内士・総合旅行業務取扱管理者の資格を持つ筆者が、高尾山薬王院の御朱印に関する最新情報(種類・初穂料・受付時間)から、秋の紅葉ハイキングや初詣を快適に楽しむための参拝ルートまで分かりやすく解説します。
【ひと目でわかる】高尾山薬王院の御朱印早見表
- 御朱印の授与場所: 仁王門手前「御護摩受付所」(※琵琶滝の御朱印のみ6号路の琵琶滝お堂にて授与)
- 受付時間: 毎日 8:30〜16:00(年中無休 ※悪天候による閉鎖時を除く)
- 初穂料(値段):
- 通常御朱印(飯縄大権現・琵琶滝): 各500円
- 期間限定・特別御朱印:1,000円〜1,200円前後
- 直書き対応: 通常版(飯縄大権現)は「直書き」対応可能(※通常版以外及び琵琶滝は書き置きのみ)
- オリジナル御朱印帳: あり(春の桜・秋の紅葉など季節限定デザイン 1,500円〜)
- アクセス: 京王線「高尾山口駅」より徒歩5分でケーブルカー・リフト清滝駅へ
記事の前半では御朱印の種類や直書き・書置きの注意点、後半では初心者向けの表参道(1号路)と自然豊かな6号路の歩き方、紅葉シーズンの混雑対策まで詳しくご紹介します。高尾山参拝の計画にぜひお役立てください。
【5分要約動画】高尾山薬王院:究極の裏技ガイド
記事を読む時間がない方や、現地での効率的な参拝方法をイメージしたい方のために、高尾山薬王院参りの魅力や御朱印情報を5分の動画にまとめました。まずはこちらをご覧ください。
高尾山薬王院と御朱印の紹介

手軽な登山やハイキングとしても人気の高尾山には薬王院という歴史あるお寺があり、この高尾山薬王院へのお参りも高尾山観光での外せないポイントとなっています。ここでは、高尾山薬王院の概要と、御朱印ファンに人気の高尾山薬王院で拝受できる御朱印について紹介します。
高尾山薬王院:公式サイト
高尾山薬王院の概要
高尾山にある薬王院は、真言宗智山派のお寺で、正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」といいます。天平16年(744年)に聖武天皇の勅命により東国鎮護の祈願寺として、行基菩薩により開山されたと伝えられています。その際、本尊として薬師如来が安置されたことから、薬王院と呼ばれるようになりました。
またその後、永和年間(1375年から1379年)に、京都の醍醐寺から俊源大徳が入り、山岳信仰を基とする飯縄権現を守護神として奉ったことから、飯縄信仰の霊山であるとともに修験道の道場としても繁栄することとなりました。このように高尾山薬王院は神仏習合のお寺となっています。

見どころの1つ目は仁王門をくぐった先にある大本堂です。大本堂は、薬王院の中心となる本堂で、御本尊である薬師如来と飯縄権現をおまつりしています。現在の建物は1901年(明治34年)に建立されたもので、彩色はなく、彫刻で装飾されています。堂内には護摩壇があります。
もう1つの見どころとしては、大本堂のすぐ上に位置する本社、権現堂です。権現堂は、薬王院の中心となる本社で、飯縄権現をまつる社殿、つまり神社となっています。現在の社殿は1729年(享保14年)に本殿が建立され、1753年(宝暦3年)に幣殿と拝殿が建立されたものです。江戸時代後期の代表的な神社建築として、1952年(昭和27年)に東京都指定有形文化財に指定されています。
権現堂は、入母屋造の本殿と拝殿を幣殿で繋いだ権現造で、社殿全体に華麗で極彩色の装飾がなされていることが特徴です。社殿前方には鳥居があって、ここが神社であることが分かります。また、御本尊の飯縄大権現立像は異形の仏としても有名です。
御朱印の種類と値段

高尾山薬王院では、さまざまな種類の御朱印をいただくことができます。まず、基本的な御朱印として「飯縄大権現」の御朱印があります。これは薬王院の御本尊であり、戦国武将の守護神としても知られる飯縄大権現の御朱印です。力強い書体で書かれており、訪れる多くの参拝者に人気があります。
次に、関東三十六不動霊場第八番、多摩新四国第六十八番としての御朱印もあります。これらは霊場巡りをする方にとって重要な御朱印となります。
御朱印の値段は、直書き(御朱印帳への記帳)と書置き(御朱印紙)ともに基本的に300円です(2024年12月時点)。ただし、特別な御朱印や限定の御朱印は価格が異なる場合があります。例えば、日本遺産認定記念特別限定御朱印などは一枚1,000円だったこともあります。訪れる前に高尾山薬王院の公式サイトなどで確認しておくと良いでしょう。
期間限定御朱印

高尾山薬王院では、特定の期間にのみいただける限定の御朱印もあります。例えば、2023年には弘法大師生誕1250年を記念して特別な御朱印紙(書置きの御朱印)と御朱印帳が用意されました。この特別な御朱印紙は1,200円、御朱印帳は3,500円で、通常の御朱印とは異なるデザインが施されていました。
また、季節ごとにデザインが変わる「季節の御朱印帳」も人気です。春には桜、秋には紅葉など、その季節ならではの風景が描かれた御朱印帳を手に入れることができます。これらの季節限定の御朱印帳は一冊1,500円で販売されています。
期間限定の御朱印は、その時期にしか手に入らないため、訪れる前に高尾山薬王院の公式サイトや現地の案内を確認することをおすすめします。特に、初詣や特別な祭事の際には限定の御朱印が登場することが多いので、見逃さないようにしましょう。
御朱印の受付時間

高尾山薬王院で御朱印をいただける受付時間は、毎日8時半から16時までです。この時間内であれば、仁王門の手前にある御護摩受付所にて御朱印を拝受することができます。御護摩受付所は、年中無休で営業していますが、台風や大雪などケーブルカーやリフトが運休するような悪天候の予報時には、臨時休業する場合もあるので事前に確認することをおすすめします。
混雑する時間帯や時期には、御朱印待ちに長い列ができることがあります。特に初詣や紅葉のシーズン、週末や祝日は混雑が予想されますので、できれば平日や早朝の訪問を検討すると良いでしょう。直書き(記帳)の御朱印と書置き(御朱印紙)の御朱印とは待機列が同じですので、書置きの御朱印にしたからといって並ぶ時間を短縮できるわけではありません。
高尾山薬王院の直書き対応と待ち時間の注意点

高尾山薬王院の御護摩受付所では、通常版の御朱印(飯縄大権現など)であれば、持参した御朱印帳にその場で書いていただける「直書き」と、あらかじめ和紙に記帳された「書き置き」の双方が用意されています。その場で直書きしていただく文字は非常にダイナミックで、参拝の良い記念になります。
ただし、参拝時に知っておくべき注意点が2つあります。
- 直書きも書き置きも「待機列は同じ」
薬王院では、直書き希望者と書き置き希望者で受付窓口や列が分かれていません。そのため、「時間がないから書き置きにして列をスキップする」ということはできず、混雑時は同じ列に並ぶ必要があります。 - 秋の紅葉期や正月三が日は大混雑
紅葉の見頃(11月中旬〜下旬)の週末や、初詣期間、お護摩祈祷の時間前後は、受付所に長蛇の列ができることがあります。混雑を避けるなら、授与開始直後の朝一番(8:30〜9:30頃)に向かうのが最もスムーズです。
💡 参拝のワンポイントアドバイス
特別限定御朱印や季節限定の御朱印は「書き置き(紙)」での授与となります。登山リュックの中で紙が折れ曲がったり、汗や急な雨で湿気ってしまうのを防ぐため、のりを使わずにそのまま挟んで持ち帰れる「書き置き専用御朱印ホルダー」をリュックに入れておくと安心です。
高尾山薬王院で御朱印をいただくときの持ち物と参拝ルート

次に、高尾山薬王院の参拝・紅葉ハイクを快適にするおすすめ持ち物と、高尾山薬王院へのアクセス方法、高尾山薬王院で御朱印をいただくときにおすすめの参拝ルートについて紹介します。
高尾山薬王院の参拝・紅葉ハイクを快適にするおすすめ持ち物
高尾山はケーブルカーを使えば気軽に登れる山ですが、薬王院の境内や表参道(1号路)には「男坂」をはじめとする急な石段や傾斜が随所にあります。山歩きに適した準備を整えておくことで、疲れを大幅に軽減できます。
① 両手が空く軽量トラベルバッグ・リュック
急な階段の上り下りや手水舎でのお清め、御朱印の受け渡しなど、寺社巡りでは両手が自由に使えるバッグが欠かせません。軽量で撥水加工が施され、御朱印帳やお財布をサッと取り出せる多機能ショルダーバッグ(ビサイユ等)や小型リュックが最適です。
御朱印めぐりにピッタリのバッグ!
② クッション性の高いウォーキング・トレッキングシューズ
1号路は舗装されていますが、下り坂では足首や膝に想像以上の負担がかかります。革靴や底の薄いサンダル・パンプスは避け、履き慣れたスニーカーやライトなトレッキングシューズを着用しましょう。
③ 御朱印帳専用の透明保護カバー
高尾山の山歩きでは、バッグの中での擦れや屋外での水滴に注意が必要です。薬王院で授与される美しい「季節の御朱印帳」を綺麗なまま保管するために、あらかじめ透明カバーを持参しておくと安心です。
高尾山薬王院へのアクセス方法

高尾山薬王院へのアクセスは非常に便利です。電車を利用する場合、京王線の高尾山口駅で下車します。新宿から京王線を利用すると、1時間弱で高尾山口駅に到着します。高尾山口駅からは、徒歩でケーブルカー及びリフトの清滝駅まで約5分です。
車でのアクセスも可能です。中央自動車道八王子JCTを経由し、圏央道高尾山インターで降ります。その後、国道20号線を新宿方面に5分ほど走ると高尾山口に到着します。高尾山口には駐車場も複数ありますが、土日祝日は混雑することが多く、紅葉のシーズンなどは、どこも満車で駐車できないこともあるため、早めに現地へ到着することをおすすめします。
清滝駅から高尾山駅までは、徒歩なら1時間くらい、ケーブルカーでは6分ほど、リフトでは12分ほどです。高尾山駅から薬王院までは、さらに徒歩で20分ほどとなります。ちなみに、薬王院から高尾山の山頂までは、さらに徒歩で20分ほどかかります。
高尾山薬王院の参拝ルート

高尾山薬王院の参拝ルートは、ケーブルカーまたはリフトの高尾山駅から出発し、表参道(1号路)を進むと薬王院に到着します。このルートは比較的傾斜が緩やかで、初心者にもおすすめです。ちなみに、ケーブルカー及びリフトの清滝駅から徒歩で高尾山駅まで登る道も1号路となります。
表参道(1号路)を進んでいくと、展望台、さる園・野草園などの前を過ぎ、男坂と女坂に分かれる分岐があります。薬王院方向に向かって左が男坂(階段)で、右が女坂(坂)です。どちらを通っても合流して薬王院に行けますので、行きと帰りで別々の道を通るといいかもしれません。道が合流して茶屋の前を通り過ぎて行くと、すぐに薬王院の境内です。
薬王院の境内に到着したらすぐに御護摩受付所がありますが、御朱印やお守りなどは参拝のあとに拝受するのがマナーです。まずは、そのまま先に進んで、大本堂と権現堂をお参りします。お参りが済んだら御護摩受付所に戻って御朱印をいただくのもいいですが、せっかくなので、そのまま山頂まで登るのがおすすめです。山頂まで登った場合には、下山する際に、忘れずに御護摩受付所に立ち寄って御朱印を拝受しましょう。
高尾山薬王院の境内には、多くの天狗像やパワースポットが点在しており、先述した大本堂や権現堂以外にも見どころがたくさんあります。また、表参道(1号路)の途中にある男坂と女坂の分岐点や、浄心門をくぐる際には一礼し、参拝のマナーも大切にしましょう。
秋の紅葉シーズン・初詣の混雑を避けるルートのコツ
11月の紅葉シーズンや1月の初詣期間は、高尾山口駅やケーブルカー清滝駅が朝から大変混雑します。ピーク時にはケーブルカーに乗るだけで「40分〜1時間待ち」となることも珍しくありません。
混雑を賢く避けるためのポイントは以下の通りです。
- 登りは朝8時台までに清滝駅へ:ケーブルカーの始発(8:00)に合わせて早めに到着すれば、待ち時間ゼロでスムーズに山上へ上がれます。
- 行きと帰りで「男坂」「女坂」を使い分ける:表参道(1号路)の途中にある分岐では、行きに石段の「男坂」で身を引き締め、帰りは緩やかなスロープの「女坂」を通ると足腰の負担を減らせます。
- 静寂を味わうなら「6号路(琵琶滝)」:沢沿いのマイナスイオンあふれる山道を歩きたい方は6号路がおすすめです。途中にある「琵琶滝」のお堂では、薬王院の御護摩受付所とは異なる「大聖不動明王・琵琶滝」の御朱印をいただくことができます。
高尾山の登山には何号路がおすすめ?

高尾山には、上の地図に示す通り、1号路から6号路までの登山ルートがありますが、高尾山薬王院の参拝も兼ねて登山する場合や、登山初心者におすすめなのは上でも説明したとおり1号路です。1号路は「表参道」とも呼ばれ、ケーブルカーの清滝駅から高尾山駅、薬王院、そして山頂へと続くルートです。このルートは大部分舗装されており、比較的歩きやすいのが特徴です。
一方、自然を満喫したい方には6号路がおすすめです。6号路は「琵琶滝コース」とも呼ばれ、滝や沢沿いの道を進むルートです。自然の中を歩くことができ、途中には琵琶滝もあります。この琵琶滝でも「大聖不動明王・琵琶滝」の御朱印をいただくことができます。御護摩受付所では拝受できない御朱印になりますので、御朱印ファンなら6号路にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【高尾山観光を満喫】おトクな電車きっぷと下山後の温泉
- 京王線「高尾山おでかけきっぷ」
京王線各駅から高尾山口駅までの「往復割引乗車券」と「ケーブルカー・リフトの往復割引乗車券」がセットになったおトクなきっぷが駅の券売機で販売されています。都内から向かう方はぜひチェックしてみてください。 - 下山後は「京王高尾山温泉 極楽湯」へ
高尾山口駅に直結している日帰り温泉施設です。露天風呂やサウナが完備されており、紅葉狩りや参拝で心地よく疲れた体をさっぱり癒してから帰路につくことができます。
まとめ:高尾山薬王院の御朱印と参拝ルートを解説

本記事の内容をまとめると以下のとおりです。
- 高尾山薬王院ではさまざまな種類の御朱印をいただける
- 基本的な御朱印「飯縄大権現」は、直書きでも書置きでも拝受可
- 関東三十六不動霊場第八番、多摩新四国第六十八番の御朱印もある
- 季節ごとにデザインが変わる「季節の御朱印帳」も人気である
- 御朱印の値段は基本的に300円であるが、特別な御朱印や限定の御朱印帳は価格が異なる
- 御護摩受付所で御朱印を拝受でき、受付時間は毎日8時半から16時までである
- 高尾山薬王院へのアクセスは電車と車のどちらも便利である
- ケーブルカーやリフトを利用して山頂まで移動できる
- 1号路(表参道)は高尾山薬王院を参拝するのにおすすめのルートである
- 6号路は自然を満喫したい方におすすめであり、琵琶滝の御朱印もいただける
- 御朱印をいただく際にはマナーを守ることが大切である
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