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終戦の日が近づくと、なにかとニュースで話題の靖国神社ですが、見どころも多く、春は桜の名所だったりと、東京を代表する観光名所の1つと言って過言はないでしょう。
今回は、そんな靖国神社をお参りしてみたいと考えている方に、靖国神社のご利益や御朱印、その他、アクセス方法、見どころ、神社での混雑状況や治安などのお役立ち情報についてご紹介したいと思います。
靖国神社:公式サイト
靖国神社のご利益

靖国神社は、日本の歴史や精神文化を深く語る場所として多くの人々に訪れられています。この神社は、幕末からその後の戦争で国のために殉じた方々を合祀する場として知られており、国内外問わず多くの参拝者が訪れる場所です。
参拝者する際には、先人たちに対する感謝の気持ちを表しながら、平和な未来と生活の安全を祈願しましょう。靖国神社に参拝することは、心の整理をする機会としても重要であり、過去の歴史を学び未来への教訓とする機会でもあります。
靖国神社のご利益について、靖国神社の公式サイトなどには明記がありませんが、幕末から先の大戦までの戦没者を祀る神社であり、国のために命を懸けた御霊を祀っていることから、国家安泰や家内安全、社業繁栄などのご利益があると言われています。
靖国神社の御朱印

靖国神社の御朱印は、拝殿の横にある参集殿の朱印所で授与できます。御朱印帳への記帳、書置きともに初穂料は500円です。基本的には上の写真のようにシンプルなデザインですが、季節によって限定御朱印も拝受できます。7月の「みたままつり」でも限定御朱印がいただけるようです。
御朱印帳もあります。白と紺の2種類で、どちらも一冊1,200円です。
なお、お正月の初詣の時期や、終戦記念日(8月15日)のあたりでは、参拝者で混雑するため、御朱印をいただくために時間を要する場合もありますので、注意が必要です。
靖国神社のその他お役立ち情報

靖国神社を訪問するにあたって、アクセス方法、見どころ、神社での混雑状況や治安などのお役立ち情報について紹介します。
靖国神社へのアクセス
靖国神社への最寄り駅は地下鉄の「九段下駅」となります。下の地図にあるとおり、地下鉄の「九段下駅」で下車し、1番出口から地上に出て、出たところの道沿いを西側に150mほど行くと巨大な第一鳥居が見えてきます。そこが靖国神社の参道、境内外苑の入口です。
この参道を西へ進み、途中「大村益次郎」の大きな銅像を横に進むと道路に出ます。

道路を渡ると、また大きな第二鳥居があって、左手に手水舎。そのあと、神門をくぐって境内内苑に入ります。

境内内苑には更に次の中門鳥居があって、その先に拝殿となります。九段下駅の1番出口から拝殿までは約600m、10分ほどかかります。

なお、靖国神社だけ見るなら九段下駅の利用が最も便利ですが、南側に位置する「千鳥ヶ淵公園」(ここもお花見の名所)や「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」(海外で戦死された方々のお墓)にも立ち寄る場合は、下の地図のとおり、行き又は帰りは地下鉄「半蔵門駅」を利用すると便利です。
靖国神社から千鳥ヶ淵公園方面へ行く場合は、大村益次郎の銅像あたりから境内外苑を南側へ抜けて行けば近道になります。半蔵門駅から靖国神社の拝殿までは約1.6km、徒歩約20分です。
靖国神社での見どころ

靖国神社での見どころとしては、何といっても春の桜です。靖国神社はお花見の名所でもあります。桜の咲く季節には、境内内苑及び境内外苑で約500本の桜を楽しむことができます。
なお、境内外苑ではシートを敷いてのお花見は可能ですが、お酒は禁止とのこと。ただ、かなりの人で混雑しますので、場所取りはたいへんです。境内内苑ではシートは敷けません。また、境内外苑には屋台も多数出店するほか、夜は桜のライトアップもされますので(夜10時頃まで)、夜桜見物も可能です。

もちろん靖国神社の立派な拝殿も見どころです。拝殿での参拝は、通常はそれほど混雑しませんが、お正月と終戦記念日はたいへん混雑し、長時間列に並ぶことは覚悟しなければなりません。とくに終戦記念日は炎天下に長時間並ぶことになりますから、熱中症にならないよう水分補給できるように準備をしてください。
なお、境内内苑の神門は、午前6時に開門し、3月~10月は午後6時に閉門、それ以外は午後5時に閉門します。神門が閉まると拝殿での参拝もできません。後述する「遊就館」の営業時間も午後4時30分までと、早めに終わってしまいます。とくに夏期は、まだ明るいうちに閉門することになるので、早めの参拝をおすすめします。

拝殿での参拝が終わると、拝殿に向かって右側に朱印所があります。ここで、お札やお守りなど、必要なものがあれば購入できます。
さらに中門鳥居を出て左手に進むと、「遊就館」という施設があります。戦争の歴史やミリタリーに興味がある人にとっては、この遊就館は見どころです。遊就館は、入場料:大人1,000円、営業時間:午前9時~午後4時30分です。

1階の展示ホールとお土産売場までは無料で入ることができますので、お金を払って見るほどの興味はないという人もここまでは入って見ることをおすすめします。ちなみに、靖国神社でのお土産はここで買うのが品数も多くておすすめです。軽食のとれるカフェもあります。

遊就館は、いわば軍事博物館といった内容で、明治維新から太平洋戦争までの戦争に関するパネル、展示品、戦没者に関する展示など。特に目を引くのは、1階の展示ホールにある零式52型戦闘機とC56型蒸気機関車(泰緬鉄道)、そして館内の大展示ホールにある彗星11型爆撃機、桜花、回天、九七式中戦車など、いずれも実物の展示品たちです。

神社の付属施設とは思えないほどの充実度です。拝観には「平均1時間から1時間30分程度必要」との記載がありますが、興味のある方は2時間は欲しいところです。
靖国神社での治安について
靖国神社では、ニュースに出るような事件もありましたので、治安を心配される方も多いと思います。靖国神社に対して反感をもつ人たちがいることは事実で、過激な行動に出る人がいないとも断言できません。
ただ、境内には多くの警察官が警備しているので少し安心感はあり、かといって、物々しい雰囲気になっているわけでもなく、皆さん普通に参拝に来ておられます。小さな子供がいる家族連れや外国人の方々も結構みかけますので、それほど治安を心配する雰囲気ではなさそうです。
もちろん、危険がゼロというわけではないので、屋外にある公衆トイレやごみ箱にはなるべく近づかない、不審な人を見かけたらその場を離れるなど、基本的な注意は払うべきだと思います。
まとめ:桜の名所「靖国神社」のご利益と御朱印その他お役立ち情報
以上、桜の名所「靖国神社」のご利益と御朱印その他お役立ち情報でした。まとめると次のとおりです。
- 靖国神社のご利益は、国家安泰や家内安全、社業繁栄などである
- 靖国神社の御朱印は拝殿の横にある参集殿の朱印所で拝受できる
- 靖国神社の御朱印は通常シンプルなデザインだが、季節によって、または7月の「みたままつり」では限定御朱印もいただける
- 靖国神社への最寄り駅は地下鉄の「九段下駅」となる
- 靖国神社は春の桜が有名で、境内内苑及び境内外苑で約500本の桜を楽しむことができる
- 「遊就館」は、戦争の歴史やミリタリーに興味がある人にとっては見どころとなる
- 靖国神社の治安については、それほど心配する必要はない