大宮に鎮座する武蔵一宮「氷川神社」の参拝・御朱印ガイド

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大宮に鎮座する武蔵一宮「氷川神社」の参拝・御朱印ガイド

埼玉県さいたま市の大宮に鎮座する氷川神社の御朱印や参拝の情報について知りたい方に向けて、本記事では、はじめてでも迷わずアクセスして御朱印を授与いただけるように要点を整理して解説します。武蔵一宮である大宮の氷川神社の由緒やご利益を踏まえつつ、氷川神社の御朱印の特色、直書きや書き置きの扱い、さらに通常版のほか季節の限定版などの情報、御朱印を授与いただける場所や時間など、実務的なポイントもまとめています。あわせて、氷川神社オリジナルの御朱印帳の選び方や、氷川神社の御朱印帳のサイズについても具体的に紹介します。

本記事が説明するポイント
・大宮の氷川神社でいただける御朱印の授与形式
・御朱印の授与時間と授与場所など実務的な情報
・授与いただける御朱印の種類と限定版の情報
・オリジナル御朱印帳の選び方とサイズ

大宮の氷川神社でいただける御朱印の魅力と基本情報

氷川神社境内その2

ここではまず、大宮の「武蔵一宮 氷川神社」の由緒やご利益、大宮の氷川神社で授与いただける通常版御朱印の特徴、大宮の氷川神社で授与いただける限定版御朱印の種類とデザイン、大宮の氷川神社の御朱印の授与方法、大宮の氷川神社で御朱印を授与いただける場所と受付時間などについて詳細に解説し、大宮の氷川神社でいただける御朱印の魅力と基本情報について網羅的に紹介します。

武蔵一宮 氷川神社: 公式サイト

大宮の「武蔵一宮 氷川神社」の由緒やご利益など

埼玉県さいたま市の大宮にある氷川神社は、全国280社以上ある氷川神社の総本社であるとともに、武蔵国の一宮として広く知られる神社です。

氷川神社の由来

この氷川神社は、その社記によると第五代孝昭天皇の御代に創建されたと伝えられ、約二千有余年の歴史を持つ古社と位置づけられています。上代以来の由緒は、延喜式神名帳に名神大社として記される社格の高さや、武家・公家の崇敬を受けてきた沿革に反映されています。明治期には勅祭社として定められ、明治天皇の行幸・御親祭が行われた記録が残り、近代以降も国家的祭祀で中核的な役割を担ってきました。

氷川神社の御祭神とご利益

氷川神社の御祭神は、須佐之男命、稲田姫命、大己貴命の三柱で、古伝承では八岐大蛇退治や稲羽の白兎の物語に関連づけられます。これらの神話は、災厄除けや縁(えにし)を結ぶ力、国土経営や開拓に通じる徳を象徴的に表現するもので、氷川信仰の核となってきました。

氷川神社のご利益に関しては、家内安全、商売繁昌、交通安全、縁結、安産、災難除、心願成就など、多面的に祈念されてきました。これは、主祭神三柱それぞれの神格が互いを補完し、家庭・仕事・移動・人生儀礼に及ぶ生活全域を支えるという祈りの体系が形成されてきたためです。

大宮の氷川神社で授与いただける通常版御朱印の特徴

氷川神社の通常版御朱印

大宮の氷川神社で授与いただける通常版の御朱印は、上の写真にあるとおり、右端に墨書きで「奉拝」の文字、左端に墨書きで参拝日の「年月日」の文字、中央に墨書きで「武蔵一宮氷川神社」の文字が入り、丸い神社印と四角い「氷川神社」の社判が上下に朱印で押されているデザインです。このように氷川神社の通常版の御朱印は、シンプルでありながら格式のあるのが特徴となっています。なお、氷川神社の通常版の御朱印の初穂料(御朱印の値段)は500円です。

大宮の氷川神社で授与いただける限定版御朱印の種類とデザイン

大宮の氷川神社では上で紹介した通常版の御朱印に加え、季節や行事に合わせた限定版の御朱印が頒布されることがあります。例えば、1月新春の限定版御朱印は、基本的に通常版の御朱印と同じデザインですが、右端の「奉拝」の文字が、金色の文字「新春奉拝」に変更されたデザインになります。また3月鎮花祭の限定版御朱印は、これも基本的に通常版の御朱印と同じデザインですが、右端の「奉拝」の文字が、墨書きで「奉拝 鎮花祭」に変更され、台紙が桜の花や巫女のイラストのある美しいデザインになります。ほかにも、8月の例祭斎行記念の限定版御朱印は、舞殿で例祭を行っている様子を描いた美しいイラストのある見開きサイズ大判の御朱印が頒布されています。氷川神社の限定版の御朱印の初穂料(御朱印の値段)も基本的には通常版と同じ500円ですが、見開きサイズの大判は1,000円となる場合があります。

大宮の氷川神社の御朱印の授与方法は直書き?書き置き?

氷川神社の神札所

大宮の氷川神社の御朱印の授与方法は、通常版の御朱印については、基本的に、持参した御朱印帳への直書きが可能となっています。もちろん、御朱印帳の持参を忘れた場合などは、あらかじめ紙に書いた御朱印にその場で日付のみ記入して授与される書き置きでの対応も可能となっています。また、初詣の時期など混雑する場合には書き置きのみの対応となる場合もあります。氷川神社の通常版の御朱印は、どちらの授与方法でも初穂料(御朱印の値段)は同額の500円です。

一方、大宮の氷川神社の限定版御朱印の授与方法は、基本的には書き置きでの対応のみとなっています。これは、イラストなどをあらかじめ御朱印の台紙に描いておく必要から、その場での直書きができないためです。このように限定版御朱印は、あらかじめ書き置きで準備している御朱印を頒布するものなので、準備している御朱印の在庫が無くなると限定御朱印の頒布期間中であったとしても頒布終了となる場合があります。人気のデザインは早期に頒布終了となることもあるので、公式サイトなどで確認して早めに参拝に出かけるようにしましょう。

大宮の氷川神社で御朱印を授与いただける場所と受付時間

氷川神社で御朱印を授与いただける場所は、拝殿に向かって右手にある「神札授与所」です。「神札所」という大きな看板がかかった下に御朱印の窓口があります。ちなみに、御朱印のほか、御朱印帳も同じ窓口で授与いただけます。拝殿で参拝を終えて横に移動すると、自然と神札授与所に進むのでスムーズな導線となっています。神札授与所の受付時間は、原則として8:30〜16:30と案内されています。

大宮の氷川神社を参拝して御朱印や御朱印帳をいただくためのポイント

氷川神社の境内案内図

続いて、大宮の氷川神社で購入できる御朱印帳の魅力、大宮の氷川神社でいただける御朱印帳のサイズと選び方、さらに、筆者による大宮の氷川神社を参拝したレビューを紹介し、大宮の氷川神社を参拝して御朱印や御朱印帳をいただくためのポイントをわかりやすく伝えます。

大宮の氷川神社で購入できる御朱印帳の魅力

氷川神社の御朱印帳

大宮の氷川神社では、「楼門」と「雲」の2種類のオリジナル御朱印帳を頒布しています。上の写真は「楼門」の御朱印帳で、氷川神社のシンボルでもある楼門の写真が御朱印帳の表と裏の表紙にプリントされています。「楼門」の御朱印帳の初穂料(御朱印帳の値段)は2,000円で、最初のページに通常版の御朱印があらかじめ記帳されてり、受渡時に参拝日を記入していただきます(御朱印込みで2,000円です)。

「雲」の御朱印帳は、カラフルな雲がいくつも浮かんでいるデザインで、これは氷川神社の御祭神である須佐之男命が詠まれた和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」にある「八雲」をモチーフにした意匠だと思われます。「雲」の御朱印帳のほうも素材はプリント表紙となっています。「雲」の御朱印帳は、季節ごとに色違いのものに変更される場合があります。「雲」の御朱印帳の初穂料(御朱印帳の値段)も「楼門」と同じ2,000円で、最初のページに通常版の御朱印があらかじめ記帳されてり、受渡時に参拝日を記入していただきます(御朱印込みで2,000円です)。

以上の「楼門」と「雲」の御朱印帳のほか、大宮の氷川神社では、期間限定で特別版のオリジナル御朱印帳が頒布されることもあります。気になる人は、武蔵一宮 氷川神社の公式サイトでチェックしてみるといいでしょう。

大宮の氷川神社でいただける御朱印帳のサイズと選び方

氷川神社の「楼門」と「雲」の御朱印帳のサイズは、どちらも縦16cm×横11cmの標準的なSサイズとなります。コンパクトなので軽量で持ち歩きやすく、それでいて表紙はしっかりとした硬さがあるので、カバンに入れても大切な御朱印を安心して保護できます。このように「楼門」と「雲」の御朱印帳は、サイズと材質は同じなので、選び方としては、自分が気に入ったデザインのほうを選ぶといいでしょう。「楼門」は大宮の氷川神社のシンボルとなる美しい写真ですし、「雲」のほうも御祭神である須佐之男命が詠まれた和歌にちなんだものですので、どちらを選んでも氷川神社の神様との貴重なご縁をいただくことに変わりありません。

大宮の氷川神社を参拝したレビュー

次に、筆者が実際に、大宮に鎮座する武蔵一宮「氷川神社」を参拝したときのレビューを紹介します。氷川神社へのアクセスや、境内や周辺の見どころなども紹介しますので、参拝に行かれる際の参考にしてください。

おすすめは氷川参道の「一の鳥居」からのアクセス

氷川神社の一の鳥居

氷川神社への最寄り駅はと言うと、一般的にはJR大宮駅とされており、大宮駅の東口から氷川神社の正面入口にあたる「三の鳥居」までは約1.3km(徒歩18分)ですが、もし時間に余裕があれば、「一の鳥居」から「三の鳥居」まで、まっすぐに伸びる約2kmの氷川参道を歩いてみるのがおすすめです。この氷川参道は、日本で一番長い参道と言われ、大都会の中にある静かな森の雰囲気の石畳の道は、とても気持ちの良い参拝ルートで、氷川神社の見どころのひとつです。

筆者も「一の鳥居」からこの氷川参道を歩いて参拝しました。「一の鳥居」は、JRさいたま新都心駅で下車し、駅前の大通りを500mほど北に行ったところにあります。「一の鳥居」からゆっくり歩いて、途中「二の鳥居」を通過し、そして「三の鳥居」まで約40分の散策コースです。氷川参道は遊歩道のようになっているので、子供連れでも安心して歩けるようになっています。また、参道の左右にはカフェなどもあるので、歩き疲れた人はひと休みして行くのもおすすめです。

「三の鳥居」をくぐって境内へ

戦艦武蔵の碑文

「三の鳥居」をくぐって境内に進むと広い空間が開け、手前に神楽殿と額殿(休憩所)があり、天津神社や松尾神社などの摂社が見られます。左手には「戦艦武蔵の碑」があります。旧日本海軍の戦艦武蔵は、1942年8月5日に広島で竣工式が行われ、氷川神社から6名の神職が出向し、式を執り行いました。艦内神社には氷川神社が分祀され、「武蔵神社」と命名されたそうです。

氷川神社の神橋

更に先へ進むと正面に目に入るのが鮮やかな赤色の欄干の神橋(しんきょう)です。この神橋は、氷川神社のパワースポットとして人気がある神池に架かる橋で、見学する人や記念写真を撮る人が多く賑やかでした。神橋を渡った先に見える立派な建物は楼門です。

「楼門」をくぐって拝殿で参拝

氷川神社の楼門その2

鮮やかな朱色の門構えが特徴的な楼門は、1940年(昭和15年)に完成したもので、大宮の氷川神社のシンボルとも言える存在です。この楼門も氷川神社での見どころの一つと言えます。

楼門をくぐって中庭に入ると、正面に見えるのが、祭典の奉納舞踊などが行われる舞殿です。残念ながら筆者が参拝した時間には舞殿は使用されていませんでしたが、毎朝の日供祭などでは、この舞殿での行事を見ることができます。

氷川神社の拝殿

舞殿をぐるっと回ってその先にあるのが拝殿です。武蔵国一宮としてこの土地を守ってこられた神様に感謝しつつ、願いを込めて参拝しました。ちなみに、大宮の氷川神社での参拝作法は一般的な作法である「二礼二拍手一礼」です。

拝殿での参拝を終えて右手方向に移動すると、御朱印や御朱印帳の授与がなされる「神札授与所」です。導線的にもスムーズで分かりやすかったです。神札授与所では、当日はそれほど混雑していませんでしたが、書き手が一名で、窓口にてその場で直書きしていただく方式でしたので、5名くらいの列でしたが、待ち時間は15分くらいかかりました。混雑時には長時間並ぶ可能性もあるので時間には余裕をもって参拝するのがおすすめです。

そのほか周辺の見どころ

氷川神社の蛇の池

氷川神社にあるもうひとつのパワースポットが、楼門手前の小道を進んだ先にある「蛇の池」です。ここは氷川神社の御祭神である須佐之男命が退治した「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」の伝説にまつわる池で、現在もこんこんと水が湧き出しています。人の声や雑音が少ない境内きっての癒しスポットのひとつでもあり、水のせせらぎや虫の声に耳をすませば、自然に包まれて心が洗われるような気分になります。

埼玉県護国神社

氷川神社の境内の外、大宮公園沿いに北側500mほど行くと、埼玉県護国神社があります。大きな神社ではありませんが、厳かな雰囲気のある素敵な神社です。英霊に感謝をしてお参りしたあと、拝殿横の社務所にて直書きで御朱印を授与いただきました。

埼玉県護国神社からの帰路は、東武アーバンパークライン線の北大宮駅が約500mくらいなので便利でした。

まとめ:大宮に鎮座する武蔵一宮「氷川神社」の参拝・御朱印ガイド

本記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • 大宮の氷川神社は、武蔵国一宮として格式を誇る古社で御朱印が授与される
  • 御祭神は、須佐之男命、稲田姫命、大己貴命の三柱で、家内安全、商売繁昌、交通安全、縁結、安産、災難除、心願成就など、多くのご利益がある
  • 拝殿での参拝後に神札所で受ける流れを把握しておくと安心
  • 御朱印の授与時間は8時30分から16時30分が基本目安
  • 通常版の御朱印に加え季節や行事にあわせた限定版の御朱印も頒布されることがある
  • 通常版の御朱印は基本的に直書き可能だが、混雑する日など書き置きのみの場合もある
  • 御朱印の初穂料は基本的に500円である
  • 御朱印の授与場所は拝殿右側の神札所で参拝後の導線がスムーズ
  • オリジナルの御朱印帳は「楼門」や「雲」などのデザインが楽しめる
  • オリジナル御朱印帳の初穂料は2,000円で御朱印が含まれている
  • 氷川神社の御朱印帳のサイズは縦16cm×横11cmの標準的なSサイズである
  • 氷川参道、神橋、楼門、蛇の池などの見どころがある