羽田空港付近の神社「御朱印どこでもらえる?」おすすめ3選

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羽田空港付近の神社「御朱印どこでもらえる?」おすすめ3選

羽田空港から旅行に出かける際、出発前に立ち寄って旅行の安全祈願のできる神社で、御朱印もいただける神社を探している方も多いのではないでしょうか。本記事では、「羽田空港付近の神社」や「御朱印はどこでもらえるのか」と探している方に向けて、羽田空港近くの神社について詳しく解説します。

本記事では、羽田空港から旅行に出かける際、出発前に立ち寄って旅行の安全祈願のできるおすすめ神社として、羽田航空神社、穴守稲荷神社、羽田神社の3つの神社を紹介し、正確には神社でないため番外編として、旧穴守稲荷神社の大鳥居も取り上げています。それぞれの御朱印情報や歴史とご利益、アクセス方法についても紹介します。これらの神社を訪れることで、旅の安全を祈願し、素敵な御朱印を手に入れることができます。ぜひ、羽田空港を利用する際の参考にしてください。

本記事で説明するポイント
・羽田空港付近の神社で御朱印をもらえる場所
・各神社の歴史とご利益
・羽田航空神社、穴守稲荷神社、羽田神社の御朱印情報
・各神社への行き方とアクセス情報

羽田空港内鎮座「羽田航空神社」の御朱印はどこでもらえる?

羽田航空神社の祠

最初に紹介するのが羽田航空神社です。羽田航空神社は、JALやスカイマーク、スターフライヤーなどの国内線が発着する羽田空港第1ターミナル内にあり、上の写真のように、同ターミナルビルの一室に鎮座する小さな神社です。羽田航空神社では、航空界発展の礎となった諸々の御霊をお祀りしています。

航空神社(羽田航空神社の本宮): 公式サイト

羽田航空神社の御朱印情報

羽田航空神社には社務所や授与所のようなものはなく、残念ながら羽田航空神社の御朱印や御朱印帳はありません。お守りなどの授与品も頒布されていません。なお、JALの「御翔印」で「羽田 東京国際空港」というものが羽田空港にて販売されていますが、羽田航空神社の御朱印ではないのでご注意ください。

航空神社の御朱印

ちなみに、羽田航空神社の分霊もとの本宮にあたる航空神社(東京都港区新橋の航空会館ビル屋上:JR新橋駅から300m/徒歩5分程度)では、上の写真のような2種類の御朱印が頒布されています。御朱印帳はありませんが、各種お守りなどの授与品も頒布されています。セルフサービス式で頒布されており、御朱印は一枚につき初穂料300円を賽銭箱に収めて、書置きのものを一枚いただいていく方式になります。日付は自分で記入するようになっています。

羽田航空神社の歴史とご利益

羽田航空神社の建立は1963年(昭和38年)であり、東京都港区新橋の航空会館ビル屋上に鎮座する航空神社より羽田空港に分霊・勧請されました。建立当時は旧ターミナルビルの屋上に鎮座していましたが、1993年(平成5年)、新国内線ターミナルビル(現・羽田空港第1ターミナルビル)の供用開始に伴い、羽田航空神社は同新ターミナルビルの屋内に遷座されて現在に至ります。

羽田航空神社は、航空界発展の礎となった諸々の御霊を祀っており、航空安全や交通安全のご利益があります。特に、飛行機での旅の安全を祈願するために多くの人々が訪れます。

また近年では、飛行機が「落ちない」の神徳から、合格祈願する受験生からの人気もあります。

羽田航空神社への行き方・アクセス情報

羽田航空神社へのアクセス方法は、まず羽田空港第1ターミナルに行きます。詳しい場所は、羽田空港第1ターミナルの1階到着ロビーの制限エリア外で、南ウイングと北ウイングとの中間あたりになります。「POWER LOUNGE CENTRAL」という有料ラウンジの横にある通路から「航空神社」の標識に従って進んでいくと、奥まったところの一室に羽田航空神社があります。

羽田航空神社は、羽田空港内にあるので旅行前にお参りするには、最も気軽に立ち寄れるおすすめの神社です。屋内にあるので、特に雨の日などは濡れることなく参拝出来て便利です。

ただし、参拝可能時間(神社の部屋の扉が開いている時間)が午前8時から午後19時までとなっているため、早朝の便や夜遅い便を利用する際にはお参りできない可能性もあるため注意が必要です。

羽田空港を鎮護する「穴守稲荷神社」の御朱印はどこでもらえる?

穴守稲荷神社の参道

次に紹介するのが穴守稲荷神社(あなもりいなりじんじゃ)です。穴守稲荷神社は、東京を代表する稲荷神社のひとつであるとともに、かつては羽田空港内に鎮座していた歴史や、現在でも空港に近い神社であることから、空港鎮護の神社としても知られています。

穴守稲荷神社: 公式サイト

穴守稲荷神社の御朱印情報

穴守稲荷神社の御朱印

穴守稲荷神社では、通常版の御朱印として、御本社、奥之宮、稲荷山の3社の御朱印が授与されます。御本社(上の写真の左側)は、右端に「奉拝」、左端に「年月日」、そして真ん中に墨書き「穴守稲荷神社」に丸と四角の社印がひとつずつ。奥之宮(上の写真の中央)は、右下隅にキツネの印、左端に「年月日」、そして真ん中に墨書きの社名は無く四角の社印のみ。稲荷山(上の写真の右側)は、右端に「登拝」、左端に「年月日」、そして真ん中に墨書き「羽田穴守 稲荷山」に四角の社印。いずれも直書き対応が可能です。もちろん書置きでの頒布も可能。

また、特別版の御朱印として、毎年11日~同5日までの5日間(午前9時~午後3時)のみ頒布される「羽田七福いなりめぐり御朱印」、毎月17日及び空の旬間(920~30日)のみ頒布される摂社「航空稲荷」の御朱印、57日のみ頒布される摂社「必勝稲荷」の御朱印、そして穴守稲荷神社の境内にある羽田穴守稲荷山の山頂に鎮座する御嶽神社に百度参りしていただける「御百度参り結願御朱印」があります。これら特別版の御朱印についても直書きまたは書置きのいずれでも対応可能です。

穴守稲荷神社では御朱印帳も頒布されており、穴守稲荷神社オリジナルの御朱印帳のほか、JALANAなどの航空会社とタイアップした御朱印帳も頒布される場合があります。穴守稲荷神社では、社務所(8:30 から17:00)で御朱印、御朱印帳、お守りなどの授与品をいただくことができます。

穴守稲荷神社の歴史とご利益

歴史的には、穴守稲荷神社は1800年代前半の文化・文政の頃に創建され、1885年(明治18年)に「穴守稲荷神社」として正式に認められました。穴守稲荷神社は、創建当初から戦前までは現在の羽田空港の場所にありました。戦後、GHQが羽田空港を接収し、付近の住民を強制退去させるとともに、そこにあった穴守稲荷神社も羽田空港外(現在の場所)に移設させ現在に至っています。

穴守稲荷神社のご利益としては、商売繁盛や家内安全のほか、空港鎮護の神社として、航空安全や旅行安全など多岐にわたります。特に、もともと羽田空港の場所にあったという深い歴史的関わりから、航空関係者や旅行者にとって重要な祈願場所となっています。

穴守稲荷神社への行き方・アクセス情報

穴守稲荷神社へのアクセスは、最寄り駅である京急空港線の穴守稲荷駅から徒歩約5分(約300m)と大変便利です。また、穴守稲荷駅から羽田空港第1・第2ターミナル駅までは京急空港線で3駅(乗車時間6分)、羽田空港第3ターミナル駅までは京急空港線で2駅(乗車時間4分)となります。

目印のコンちゃん

穴守稲荷駅の改札は一ヶ所だけなので迷うことはないと思いますが、改札を出てすぐのところに、上の写真のような「コンちゃん」というキツネの石像があります。このコンちゃんを目印にして進むと、赤い鳥居をくぐって道路に出るので、左手に進み、一つ目の角を右に進んでいくと穴守稲荷神社の入口に到着します。複雑な道ではなく、距離も遠くないのでアクセスは良好です。

羽田空港エリアの総鎮守「羽田神社」の御朱印はどこでもらえる?

羽田神社の拝殿

3社目には羽田神社を紹介します。羽田神社は、羽田空港を含む羽田エリアの総鎮守として信仰されている神社です。そのため、この羽田神社もまた、羽田空港を利用する旅行者や、羽田空港で働く航空業界の人々にとっては重要な神社となります。

羽田神社: 公式サイト

羽田神社の御朱印情報

羽田神社の御朱印

羽田神社では、通常版の御朱印として、羽田神社と羽田富士の2種類の御朱印が授与されます。羽田神社(上の写真の左側)は、右端に「奉拝」とその下に飛行機のデザインの印、左端に「年月日」、そして真ん中に墨書き「羽田総鎮守 羽田神社」に四角の社印。羽田富士(上の写真の右側)は、左端に「年月日」、そして真ん中に墨書きの社名は無く四角の印「「奉拝 羽田富士塚 大田区文化財」が押印されます。いずれも直書き対応が可能です。もちろん書置きでの頒布も可能。

そのほか、季節や行事にあわせて限定版の御朱印が頒布されることがあります。例えば、「初詣」や「夏詣」などの限定版御朱印として、通常版の御朱印にカラフルなスタンプが押印されたものが頒布されたことがあります。

羽田神社の御朱印帳は、表紙に飛行機のイラストがついたものが頒布されています。そのほか、イベントや祭礼期間にあわせて特別版の御朱印帳が頒布されることもあるようです。

御朱印の授与や、御朱印帳、お守りなどの授与品は、羽田神社の境内にある社務所でいただくことができます。社務所の受付時間は9時から16時半までです。

羽田神社の歴史とご利益

羽田神社は、歴史的には約800年前の鎌倉時代、羽田浦の水軍で領主だった行方与次郎が牛頭天王を祀ったことが羽田神社の起源とされています。その後、江戸時代には徳川家や島津家などの名だたる武将からも信仰を集めました。1869年(明治元年)には、自性院境内に祀られていた牛頭天王社が神仏分離により独立し、1907年(明治40年)に「羽田神社」と改称されて現在に至っています。

羽田神社は、羽田空港を含む羽田エリアの総鎮守として信仰されている神社であり、そのご利益としては、縁結びや良縁祈願、病気平癒、交通安全などが挙げられます。

羽田神社への行き方・アクセス情報

羽田神社へのアクセスは、最寄り駅である京急空港線の大鳥居駅から徒歩約10分(約700m)です。大鳥居駅から羽田空港第1・第2ターミナル駅までは京急空港線で4駅(乗車時間7分)、羽田空港第3ターミナル駅までは京急空港線で3駅(乗車時間5分)となります。

なお、羽田神社~羽田空港のアクセスは、徒歩での移動距離が短い路線バスを利用するほうがいいかもしれません。羽田神社~羽田空港利用できる路線バスのバス停は2つあり、ひとつは羽田神社から徒歩約3分(約150m)の距離にあるバス停「大師橋下」、もうひとつは羽田神社から徒歩約6分(約400m)の距離にあるバス停「羽田特別出張所」です。これらバス停から羽田空港までの路線バスの乗車時間は20分から30分程度となります。

このように、羽田神社も羽田空港から旅行に行く前に立ち寄ってお参りできる神社のひとつではありますが、最寄り駅から徒歩での距離があるため、あまり時間が無い場合や、大きな荷物をもっている場合などには不向きとも言えるので注意も必要です。

【番外編】旧穴守稲荷神社・大鳥居は御朱印もらえる?

旧穴守稲荷神社の大鳥居

旧穴守稲荷神社の大鳥居とは、上の写真のとおり、羽田空港のはずれにある多摩川縁にポツンと建っている赤い大鳥居のことです。後述する穴守稲荷神社がもともと羽田空港の敷地内にあった関係で、残されている大鳥居です。鳥居だけで拝殿などはなく、正確には神社ではないので番外編としています。拝殿はありませんが、鳥居の梁のちょうど真ん中あたり、「平和」と書かれた額縁の下あたりに、鈴のついたヒモ(鈴緒)が吊り下げられており、お賽銭を入れる箱などもありませんが、この鈴を鳴らして旅行の安全祈願の参拝をすることができます。

旧穴守稲荷神社・大鳥居の御朱印情報

旧穴守稲荷神社の大鳥居には社務所や授与所のようなものはなく、残念ながら大鳥居の御朱印や御朱印帳はありません。お守りなどの授与品も頒布されていません。なお、この大鳥居のお宮であった旧穴守稲荷神社は、上で紹介した穴守稲荷神社に移転していることから、もし関連する御朱印を授与いただきたいのであれば、現在の穴守稲荷神社を参拝して御朱印をいただくのがおすすめです。

旧穴守稲荷神社・大鳥居の歴史とご利益

穴守稲荷神社のご紹介のところで、穴守神社は戦前までは現在の羽田空港の場所にあり、戦後に現在の場所に移設されたことを書きましたが、移設の際に、穴守神社の大鳥居も移設されるはずだったのです。ところが、の大鳥居を撤去しようとすると不思議な事故が起こったため、そのまま残されていたそうです。

GHQによる占領終了後、羽田空港が返還されてからも、この大鳥居の移転話が持ち上がるたびに航空事故などが起こったことから、長い間、大鳥居はもとの場から動くことはありませんでした。

その後も、空港ターミナルビル前の駐車場の真ん中に大鳥居は建っていたのですが、滑走路拡張に伴い、ついに1999年に大鳥居は現在の場所に移設されました。幸い、移設以降はとくに大きな事故など起こっていないようです。

旧穴守稲荷神社の大鳥居独自のご利益というものは、筆者が調べた限りでは見当たりませんでした。しかし、穴守稲荷神社との関係から、穴守稲荷神社のご利益、とくに航空安全や旅行安全などのご利益はあると思われます。旅行前の安全祈願に旧穴守稲荷神社の大鳥居をお参りすることは悪くないと思いますが、できればほかの3社、羽田航空神社、穴守稲荷神社、羽田神社のいずれかを参拝することをおすすめします。

旧穴守稲荷神社・大鳥居への行き方・アクセス情報

旧穴守稲荷神社の大鳥居へのアクセス方法ですが、羽田空港の最寄りの施設は、下の地図にあるとおり、国際線第3ターミナルとなります。しかし、第3ターミナルからの距離は2km弱なので歩くと20分ほどかかります。ちょっと遠いですが、大きな荷物を預けたあとに時間があれば散歩がてらに立ち寄ってもいいかもしれません。

おすすめなのは、京急またはモノレールの天空橋駅で下車する方法です。天空橋駅からは300mほどなので、歩いて5分ほどのところにあります。ちなみに、下でも紹介する京急「大鳥居駅」という駅がありますが、ここで降りても「旧穴守稲荷神社の大鳥居」はありませんので、ご注意ください。

まとめ:羽田空港付近の神社「御朱印どこでもらえる?」おすすめ3選

穴守稲荷神社の鳥居

本記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • 羽田空港付近には御朱印をいただける神社が複数ある
  • 羽田航空神社は羽田空港第1ターミナル内にある
  • 羽田航空神社では御朱印は頒布されていない
  • JR新橋駅の近くにある航空神社は羽田航空神社の本宮にあたり、御朱印が頒布されている
  • 羽田航空神社は航空安全や交通安全のご利益がある
  • 穴守稲荷神社は京急空港線の穴守稲荷駅から徒歩約5分の場所にある
  • 穴守稲荷神社では通常版と特別版の御朱印がある
  • 穴守稲荷神社の御朱印は社務所で授与いただける
  • 穴守稲荷神社は商売繁盛や家内安全、航空安全のご利益がある
  • 羽田神社は京急空港線の大鳥居駅から徒歩約10分の場所にある
  • 羽田神社では飛行機をモチーフにした御朱印がある
  • 羽田神社の御朱印は社務所で授与いただける
  • 羽田神社は縁結びや良縁祈願、交通安全のご利益がある
  • 旧穴守稲荷神社の大鳥居でも安全祈願のお参りができる