聖天院の御朱印と参拝レビュー:歴史とご利益を感じる体験

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聖天院の御朱印と参拝レビュー:歴史とご利益を感じる体験

聖天院は、奈良時代の751年に創建された真言宗智山派の古刹であり、高句麗から渡来した高麗王若光の菩提寺として知られています。

本記事では、聖天院の御朱印に関する情報や、筆者による参拝レビューを中心に、聖天院の歴史やご利益、パワースポットとしての魅力、アクセス方法、夜桜ライトアップの楽しみ方、見どころとしての慰霊塔や、山門の風神雷神像について詳しく紹介します。

聖天院の御朱印はそのご利益にあいまって人気があり、参拝の証として多くの人々に愛されています。この記事を通じて、聖天院の魅力を余すところなくお伝えし、訪れる際の参考にしていただければ幸いです。

本記事で説明するポイント
• 聖天院の歴史とご利益について理解できる
• 聖天院の御朱印の種類と取得方法について理解できる
• 聖天院へのアクセス方法と周辺の見どころについて理解できる
• 聖天院の見どころとして、山門や慰霊塔、夜桜詣の魅力について理解できる

聖天院の基本情報と御朱印情報

聖天院の立て札

埼玉県日高市にある聖天院、読み方は少々難しく「しょうでんいん」と読みます。ここでは、聖天院の歴史とご利益、聖天院がパワースポットとされる理由、聖天院の御朱印や御朱印帳に関する情報、そして聖天院へのアクセス方法について詳細に解説し、聖天院の基本情報と御朱印情報について理解を深めます。

聖天院:公式サイト

聖天院の歴史とご利益

聖天院(しょうでんいん)は、正式名称を高麗山聖天院勝寺といい、奈良時代の751年に創建された真言宗智山派の古刹です。高句麗から渡来した高麗王若光(こまのじゃっこう)の菩提寺として知られています。高麗王若光は、高句麗の宝蔵王の息子であったとされています。

高麗王若光は、668年、高句麗が唐と新羅に滅ぼされるときに日本に亡命しました。その後、716年、大和朝廷は高句麗人1,799人を武蔵国に移し「高麗郡」を創設しました。このとき高麗王若光は高麗郡の初代郡司に任命され、地域の発展に貢献されたのでした。

聖天院は、このような高麗王若光の功績を称え、彼の霊を祀るために建立されました。なお、聖天院の隣に鎮座する高麗神社は、高麗王若光を主祭神としてお祀りする神社であり、高麗神社の宮司は、高麗王若光の末裔により代々受け継がれています。

このような由来をもつ聖天院は、歴史的にも、徳川家康から寺領を寄進されるなど、重要な役割を果たしてきました。また、聖天院の境内には多くの歴史的な文化財があり、特に梵鐘や阿弥陀堂は国や県、市の指定文化財となっています。これらの文化財は、聖天院の長い歴史とその重要性を物語っています。

聖天院のご利益としては、出世開運や良縁成就が有名です。本尊の不動明王や高麗王若光守護仏聖天尊が祀られており、出世開運や良縁成就を願う多くの参拝者が訪れます。

聖天院はパワースポット

聖天院は、その歴史と文化財だけでなく、パワースポットとしても知られています。境内は広大で、美しい庭園や立派な本堂、鐘楼堂などがあり、訪れる人々に癒しとエネルギーを与えます。特に注目すべきは、高麗王若光の墓「王廟」です。この場所は、高麗王若光の霊が宿るとされ、多くの参拝者が訪れます。

さらに、聖天院は四季折々の風景が楽しめる場所でもあります。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が美しく彩ります。これらの自然の美しさも、聖天院がパワースポットとされる理由の一つです。

訪れる際には、静かな環境の中で心を落ち着け、歴史と自然のエネルギーを感じることができるでしょう。聖天院は、心身ともにリフレッシュできる場所として、多くの人々に愛されています。

聖天院の御朱印・御朱印帳

聖天院の御朱印

聖天院では3種類の御朱印が頒布されています。上の写真にあるように、本尊不動明王と、高麗王若光請来歓喜天(聖天尊)と、武蔵野観音霊場26番聖観音との3種類の御朱印です。御朱印は書置きのみとなり、直書きの対応はありません。納経料は、御朱印1枚につき300円です。なお、聖天院では御朱印帳の頒布はありません。

聖天院の御朱印を授与いただける場所は、境内の中門にある受付窓口となります。なお、この受付窓口は無人となっており、箱に入った御朱印を自分でとって、納経料を備え付けの箱に収めるセルフサービス式になっています。セルフサービス式なので、御朱印には日付が入っていません。そもそも「年月日」という文字も入っていないので、参拝日を記入したい場合は、余白のところに自分で記入する必要があります。

この受付窓口の営業時間は、聖天院の拝観時間と同じく08:00から17:00までです。ちなみに、この受付窓口には、聖天院の拝観券(大人400円・小人200円)も同じくセルフサービス式で購入できるようになっています。この受付窓口のある中門より奥に入って参拝するためには拝観券の購入が必要となります。

聖天院へのアクセス

聖天院へのアクセスは、公共交通機関と車の両方が利用可能です。公共交通機関を利用する場合、最寄り駅はJR八高線・川越線の高麗川駅です。高麗川駅から聖天院までは約2kmありますが、路線バスなどの公共交通機関はなく、徒歩あるいはタクシーの利用となります。

高麗川駅から聖天院までは、上の地図のとおり、徒歩で約2030分です。少々時間はかかりますが、アップダウンのない平坦な道です。のどかな田舎町の風景が広がり、ハイキング気分で楽しむことができます。ただし、徒歩のアクセスルートはやや複雑なので、地図やナビアプリなどで確認しながら歩くようにしましょう。

車で聖天院を訪れる場合は、首都圏中央連絡自動車道の狭山日高インターチェンジから約15分の距離にあります。聖天院には無料の駐車場が完備されており、車でのアクセスも便利です。ただし、カワセミ街道からは奥に入った場所にあるため、道に迷わないようにナビなどを設定し注意が必要です。

また、聖天院の周辺には高麗神社や高麗郷古民家など、聖天院とあわせて参拝や観光がおすすめとなるスポットもあります。これらの場所をセットで訪れることで、より充実した参拝旅行を楽しむことができます。特に、高麗神社は聖天院のすぐ隣にあり、歴史的な背景を共有する神社としておすすめです。もちろん御朱印もいただけます。

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聖天院の見どころと参拝レビュー

次に、聖天院の見どころとして、慰霊塔(在日韓民族慰霊塔)や山門(風神雷神門)を紹介し、また、夜桜ライトアップのイベントである「夜桜詣」について触れ、最後に筆者が実際に聖天院を参拝したときの参拝レビューを紹介することにより、聖天院についてのイメージを具体化していきます。

慰霊塔(在日韓民族慰霊塔)

慰霊塔

聖天院の慰霊塔(在日韓民族慰霊塔)は、日本で亡くなられた韓国・朝鮮人の無縁仏を供養するために建立された重要な施設です。この慰霊塔は、関東大震災や太平洋戦争中などに犠牲となった朝鮮人の霊を慰めるために建てられました。高さ16メートルの石塔は、慰霊塔としては日本最大級の規模を誇ります。

慰霊塔の周囲には、朝鮮様式の八角亭や韓民族の偉人たちの石像が並び、異国情緒あふれる雰囲気を醸し出しています。これにより、訪れる人々は歴史的背景を感じながら、静かに祈りを捧げることができます。

また、毎年慰霊祭が行われ、多くの人々が参列します。このような行事を通じて、歴史の記憶を風化させず、次世代に伝える役割を果たしています。聖天院の慰霊塔は、歴史的な意義とともに、心の平安を求める場所として多くの人々に親しまれています。

山門(風神雷神門)

聖天院の山門は、門内の左右に風神と雷神の像が安置された重厚な造りが特徴です。この山門は、天保初年から3年にかけて建立され、日高市の指定文化財となっています。山門の中央には「雷門」と書かれた大きな提灯が吊るされており、浅草寺の雷門を思わせるデザインが目を引きます。

風神と雷神の像は、山門の左右に配置されており、その迫力ある姿が訪れる人々を圧倒します。風神は風袋を背負い、雷神は連鼓を背負っており、それぞれの特徴を見事に表現しています。これら風神雷神の像は、色のあせ具合が渋く、歴史を感じさせるものとなっています。

山門をくぐると、急斜面の石段が続き、その先には中門があります。中門を越えると、広大な境内が広がり、美しい庭園や歴史的建造物が訪れる人々を迎えます。聖天院の山門は、その重厚感と歴史的価値から、多くの参拝者に愛されるスポットとなっています。

夜桜ライトアップ「夜桜詣」

夜桜詣の写真
聖天院サイトより引用:https://shoudenin.jp/

聖天院では、春になると夜桜を楽しむことができます。特に桜が咲く時期の土日には「夜桜詣」として18:0021:00の拝観が可能となり、ライトアップされた桜と本堂が夜空に浮かび上がる光景は幻想的で、多くの参拝者を魅了します。夜桜詣の開催日は、その年の桜の開花状況によって異なるので、詳細は聖天院の公式サイトで確認のうえお出かけください。

聖天院の境内にはソメイヨシノやヤマザクラのほか、国の特別記念物である三春滝桜や秋田県角館市のシダレザクラなどが植樹されています。これにより、昼間のお花見もさることながら、夜桜でもまた一味違った美しい桜の風景を楽しむことができます。

聖天院の参拝レビュー

筆者は、11月の下旬ごろに聖天院を参拝しました。最寄り駅であるJR高麗川駅から徒歩でのアクセスでしたが、最初に向かったのは聖天院と関係の深い高麗神社でした。そして、高麗神社を参拝した後、続けて聖天院を参拝しました。

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聖天院の山門をくぐる

聖天院前のチャンスン(将軍標)

高麗神社から「聖天院への近道」という案内板の標識に従って5分ほど歩くと聖天院の駐車場横に出ました。後で思ったのですが、「聖天院への近道」は、それほど近道でもなかったようです。高麗神社の一の鳥居前の車道(カワセミ街道)に沿って歩いたほうが近かったかもしれません。少なくともそのほうが道はわかりやすいです。

聖天院の正面、山門の前には、一対の「チャンスン(将軍標)」がありました。これは朝鮮半島で見られる魔除けのようなもので、「天下大将軍」「地下女将軍」と刻まれた一対の柱からなるものです。あまり古いものではなさそうでしたが、朝鮮半島の異国情緒が漂い、ワクワク感が高まります。

山門の中央には「雷門」

そして聖天院の山門ですが、この山門も歴史を感じさせる立派な造りです。その中央には「雷門」と書かれた大きな提灯が吊るされていました。これは浅草の雷門と同じに見えます。山門の中には、左右に風神と雷神の像があり、迫力があります。これは大きな見どころです。

急斜面の石段

山門を抜けると急斜面の石段があって、更にその先に中門があります。石段を登るところの脇には、この先は拝観料がかかる旨の「ここより有料」の標識があります。中門先の境内に入って阿弥陀堂や本堂などをお参りする場合には拝観料を納める必要があります。なお、高麗王若光のお墓(王廟)のみのお参りであれば、山門の横にありますので、拝観料を納めずにお参りできるようです。

拝観料を払って境内へ

もちろん私は拝観料を払って境内に入ることにしました。石段を登ったところの中門に無人の受付窓口があり、そこで箱にある拝観券をひとつ取り、拝観料の大人400円を設置された箱に納めました。ちなみに、その受付窓口には書置きの御朱印3種類が箱の中に置いてありました。御朱印1枚につき300円を拝観料と同じ箱に納めることで授かることができます。御朱印は参拝後にいただくのがマナーなので、私は参拝の帰りに御朱印をいただいていきました。

聖天院の本堂

拝観料を納め、中門をくぐって境内に入ると、綺麗に手入れされた広く美しい庭園があります、庭園に向かって右手には庫裡と書院、左手には阿弥陀堂があります。庭園の先の石段を登ると本堂と鐘堂があります。本堂は歴史を感じさせるとても立派な建物です。さきほどの庭園やこの本堂では、高句麗を感じさせるものこそ見つけられませんでしたが、仏教国であった高句麗をあとにして遠い日本の地に来た高句麗人の方々の信仰が今も続いているのだと思うと感慨深いものがあります。

続いて鐘堂のほうへ向かいます。鐘堂は階段で二階に登って、そこで鐘をつくことができるようでした(有料)。しかし、聖天院では結構階段が多かったので疲れてしまって、申し訳ないが、鐘をすくのはパスさせてもらうことにしました。

高麗王若光の石像

鐘堂を抜けると高麗王若光の石像がありました。足元には「高句麗若光王」と刻まれていました。建立年代は不明ですが、それほど古いものでもなさそうです。姿形が実際の高麗王若光を忠実に再現しているのかどうかはわかりませんが、何となく想像していたイメージに近かったような、そんな感じがしました。

高麗王若光の石像からさらに奥に行くと、在日韓民族慰霊塔があります。「在日韓民族」とあるので、高句麗出身の方々ではなく、近代になってからの在日韓国・朝鮮人の方々の慰霊塔です。

参拝を終えて王廟へ

聖天院でいただいたカブ

聖天院の境内での参拝をひととおり終え、来た道を中門まで戻り、中門の受付窓口で御朱印をいただいた後、高麗王若光のお墓「王廟」に向かいます。中門を出てまっすぐ石段を下りてもいいのですが、石段の左手にある建物のほうへ行ってみます。ここでカブを頂くことができました。

たくさんのカブが箱に積まれていて、拝観料を納めて参拝した人は、一人3個まで自由に持ち帰ることができる、と書かれています。持ち帰り用のビニール袋も用意されていますので、頂いていくことにします。後で家に帰って煮物にしたらとても柔らかくて美味しかったです。

高麗王廟

さて、カブを頂いて階段を降り、左手に少し行くと「高麗王廟」と書かれた小さな祠があります。ここが高麗王若光のお墓「王廟」です。祠の中にある小さな石塔が墓石なのだと思います。思った以上に質素で手作り感のある石塔が、故国を失い異国の地で果てることとなった悲運を物語っているように思えました。合掌。

以上で、聖天院のお参りを終え、徒歩で高麗川駅へ戻りました。私の場合、高麗川駅からの往復を徒歩で、お参りは高麗神社と聖天院とをあわせてでしたが、高麗川駅を出て高麗川駅に戻るまでが、ちょうど3時間くらいでした。

まとめ:聖天院の御朱印と参拝レビュー・歴史とご利益を感じる体験

本記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • 聖天院は奈良時代の751年に創建された真言宗智山派の古刹である
  • 高句麗から渡来した高麗王若光の菩提寺として知られている
  • 徳川家康から寺領を寄進されるなど、歴史的に重要な役割を果たしてきた
  • 境内には多くの文化財があり、特に梵鐘や阿弥陀堂は指定文化財である
  • 聖天院は出世開運や良縁成就のご利益があるとされている
  • 本尊の不動明王や高麗王若光守護仏聖天尊が祀られている
  • 聖天院の御朱印は人気があり、境内の中門でセルフサービスによりいただける
  • 御朱印は1枚300円で、書き置きのものが3種類用意されている
  • 聖天院はパワースポットとしても知られ、訪れる人々に癒しとエネルギーを与える
  • 高麗王若光の墓「王廟」は多くの参拝者が訪れる場所である
  • 境内には在日韓民族慰霊塔もあり、歴史的な背景を持つ場所である
  • 聖天院へのアクセスは公共交通機関と車の両方が利用可能である
  • 最寄り駅はJR八高線・川越線の高麗川駅で、徒歩20~30分の距離にある
  • 聖天院の周辺には高麗神社や高麗家住宅などの参拝・観光スポットがある
  • 春の桜の季節には夜桜を楽しむことができ、ライトアップされた桜と本堂が幻想的である