新倉山浅間公園と新倉富士浅間神社の電車アクセス・御朱印情報

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新倉山浅間公園と新倉富士浅間神社の電車アクセス・御朱印情報

新倉山浅間公園とそこに鎮座する新倉富士浅間神社は、富士山の絶景を楽しむことができる人気のスポットです。この記事では、新倉山浅間公園へのアクセス方法や、新倉富士浅間神社で授与される御朱印について検索している方に向けて、新倉山浅間公園への電車などによる便利なアクセス方法や、訪れる際のポイントを詳しくご紹介します。その際の最寄駅や、新倉山浅間公園の展望デッキに登るための所要時間、そして桜の季節の混雑状況、また新倉富士浅間神社での御朱印や受付時間、購入できる御朱印帳についても触れています。これから訪れる方にとって、役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてください。

本記事で説明するポイント
・新倉山浅間公園への電車などによるアクセス方法
・新倉山浅間公園の展望デッキに登るための所要時間
・桜の季節の混雑状況と訪問に適したタイミング
・新倉富士浅間神社での御朱印と御朱印帳の情報

新倉山浅間公園と電車等でのアクセスについて

展望デッキからの眺め

新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)は、山梨県富士吉田市に位置する、日本を代表する絶景スポットです。この公園の頂上にある展望デッキからは、上の写真のように、富士山、桜、そして五重塔「忠霊塔」が一度に楽しめます。「日本の風景」を代表する場所として国内外で非常に有名となっています。

ここでは、新倉山浅間公園へのアクセスと最寄駅を詳細に解説し、隣接する新倉富士浅間神社についてその概要を紹介します。また、新倉山浅間公園における桜開花時の混雑状況や展望デッキに登りお参りするための所要時間などについても詳細に説明します。

新倉山浅間公園: やまなし観光推進機構のページ

新倉富士浅間神社:公式サイト

新倉山浅間公園へのアクセスと最寄駅

新倉山浅間公園へのアクセスは、電車を利用するのが便利です。最寄駅は富士急行線の下吉田駅となります。特に、首都圏からのアクセスが良好で、交通渋滞の影響を受けない鉄道がおすすめです。具体的には、新宿駅から出ているJR特急「富士回遊号」を利用する方法、特急は使わずに京王線・JR中央線・富士急行線を乗り継ぐ方法、そしてバスタ新宿から出ている高速バスを利用する方法の3通りがありますので、以下それぞれについて詳細に説明します。

JR特急「富士回遊号」を利用する方法

新倉山浅間公園へのアクセスとして最もおすすめできるのは、JR特急「富士回遊号」を利用する方法です。JR特急「富士回遊号」は、JR新宿駅から中央線を通り、大月駅から富士急行線に乗り入れて富士急の河口湖駅まで乗り換えなしで直通する列車です。毎日4往復運行し、土日祝日などには臨時便も運行されます。例えば、行き(下り)は新宿発7:30下吉田着9:11の富士回遊3号、新宿発8:30下吉田着10:13の富士回遊7号、新宿発9:30下吉田着11:13の富士回遊11号、新宿発10:30下吉田着12:09の富士回遊15号があります。いずれも午前中かお昼くらいまでには下吉田に着ける利用しやすい便となります。

特急「富士回遊号」はJR東日本のE353系という車両です。「新たな着席サービス」による全車指定席となっています。基本は指定席なので事前に座席を予約した指定席特急券を購入して利用するわけですが、座席を予約せずに乗車することもでき、空席があればその席を予約した乗客が来るまで着席できる(空席が無ければデッキなどで立っている)という自由席に似た利用も可能になっています。座席を予約せずに乗車する場合は、駅または車内で「座席未指定券」を購入しなければなりません。

なお、座席を予約せずに乗車する方法は、満席で予約ができないが立席でも乗車したいという場合以外は利用するメリットが無く、おすすめできません。しかも、特急「富士回遊号」は、新宿から大月までは、別の特急である「かいじ」または「あずさ」と連結されています。「かいじ」や「あずさ」は大月駅で「富士回遊」と分離されて甲府方面へ行ってしまうため、座席を予約しないで「かいじ」や「あずさ」の車両に乗車してしまうと、河口湖方面には行かずに間違えて甲府方面へ行ってしまうリスクもあります。出発当日朝のドタキャンの可能性がありますので、旅行の決行が決まってから「えきねっと」や乗車駅で指定席特急券を購入しましょう。

京王線・JR中央線・富士急行線を乗り継ぐ方法

新倉山浅間公園へなるべくお金をかけずにアクセスしたい場合は、特急は使わずに京王線・JR中央線・富士急行線を乗り継ぐ方法がいいでしょう。この場合、所用時間は2時間半弱かかりますが、運賃については、京王線により新宿から高尾へ、高尾からJR中央線普通電車に乗り換えて大月へ、大月で富士急行線普通電車に乗り換えて下吉田へ行く方法(1,980円)や、新宿からJR中央線・中央特快と普通電車で大月へ、大月で富士急行線普通電車に乗り換えて下吉田へ行く方法(2,320円)も交通渋滞などの影響がなく現実的なアクセス手段です。乗り換えの手間や所要時間はかかりますが、上で紹介したJR特急「富士回遊号」を利用する場合の運賃3,940円(指定席特急券含む)の半額近い金額というのが魅力的です。

また、ゴールデンウィークやお花見のシーズンなどではJR特急「富士回遊号」で座席予約ができず、1時間40分も立って行くことになりかねません。そんな場合には、少し時間が余計にかかっても、京王線・JR中央線・富士急行線を乗り継いで行くほうが多少は座れて楽なのではないかと思います。

高速バスを利用する方法

バスタ新宿

高速バスは交通渋滞が発生すると到着時間が読めないので、行きについては利用はおすすめできませんが、帰りの利用であれば検討の対象にしていいかもしれません。京王バスが「バスタ新宿」から河口湖方面に1日20往復ほど運行しています。新倉山浅間公園に最も近いのは「中央道下吉田」というバス停ですが、高速道路上にあるため地上から階段で登っていかなければなりません。また、新倉山浅間公園からは1.7kmと、下吉田駅にくらべて500mほど遠くなりますので、ちょっと不便かもしれません。

たとえば、新倉山浅間公園での観光やお参りをしたあと、電車で河口湖まで移動して食事や観光をし、帰りは河口湖駅(駅前にバス停あり)から高速バスに乗るというスケジュールであれば、高速バスのほうがJR特急「富士回遊号」よりも便数が多いですから便利な選択になるかもしれません。ちなみに、高速バスなら、新宿まで乗り換えなしで運賃も約2,000円(ネットで購入すると少し安い)というのが有難いですね。

新倉富士浅間神社について

新倉富士浅間神社の鳥居

新倉富士浅間神社は、その神域にあたる新倉山浅間公園内に位置しており、歴史のある格式高い神社です。富士山の美しい姿を背景に、神社の拝殿で参拝することができます。特に桜の季節には、多くの観光客・参拝客が訪れ、桜と富士山の絶景を楽しむことができます。特に、赤い大鳥居と戦没者慰霊の五重塔「忠霊塔」は当地のシンボルとなっています。

新倉富士浅間神社では、富士山の女神である木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)を御神祭として祀っています。お参りすることで、縁結び、安産、家内安全、商売繁盛などのご利益があると言われています。

新倉富士浅間神社は、展望デッキに登る中腹あたりに位置します。ここで参拝を済ませた後に、展望デッキに登るといいでしょう。混雑状況によっては、先に展望デッキまで登って、帰りに新倉富士浅間神社でお参りすることも可能です。

桜開花時の混雑状況

桜の開花時期には、新倉山浅間公園は多くの観光客で賑わいます。新倉山浅間公園では、毎年、桜の満開時期(その年によって変動するが、だいたい4月初旬頃)にあわせて「新倉山浅間公園桜まつり」が2週間ほど開催されます。「新倉山浅間公園桜まつり」期間中の天気の良い日には平日であっても、展望デッキや公園内の各所、新倉富士浅間神社で相当な混雑が予想されます。新倉山浅間公園は、富士山と桜の絶景を同時に楽しめるスポットとして人気が高いため、混雑は避けられません。

少しでも混雑を避けるためには、平日の早朝に訪れることをおすすめします。平日でも桜が満開の時期には観光客が多いですが、週末に比べるとまだマシだと言えます。また、「新倉山浅間公園桜まつり」期間中は、展望デッキの入場制限が行われることが多いです。過去の例では、展望デッキの入場者数を70人に限定して5分ずつの入替え制となっています。そのため、展望デッキへの入場には、土日は2〜3時間、平日でも40分程度の待ち時間が発生しています。

このように、桜の開花時期、とくに「新倉山浅間公園桜まつり」期間中には混雑が予想されるため、訪問のタイミングを工夫することが重要です。早朝の訪問や平日の利用を検討し、なるべく混雑を避けて快適に桜と富士山の絶景を楽しんでください。

展望デッキに登りお参りするための所要時間

新倉山浅間公園の展望デッキに登って富士山の絶景を楽しみ、その前後で新倉富士浅間神社にお参りするための所要時間は、桜開花時期でない場合は、下吉田駅からの移動時間を含めて約時間半から時間程度を見込んでおくと良いでしょう。下吉田駅から公園までは約1.2kmの距離で、徒歩で約20分かかります。道中には標識があり、迷うことなく公園に到着できます。

新倉山浅間公園内に入ると、新倉富士浅間神社の境内から続く急な階段(「さくや姫階段」)や上り坂があります。これらを登るのに約2030分かかるため、動きやすい服装や歩きやすい靴を準備することをおすすめします。水分補給なども適宜行うようにしましょう。

また、桜の開花時期や週末には混雑が予想されるため、さらに待ち時間を予定に加えることも考慮しておく必要があります。特に「新倉山浅間公園桜まつり」期間中の展望デッキの入場制限による待ち時間が大きいですが、それ以外にも新倉富士浅間神社の社殿での参拝の待ち時間や、御朱印の待ち時間なども考慮する必要があります。特に「新倉山浅間公園桜まつり」期間中は、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。

新倉富士浅間神社の御朱印・御朱印帳情報

新倉富士浅間神社の社殿

次に、新倉富士浅間神社でいただける御朱印と御朱印帳に関する情報を解説します。そして、新倉山浅間公園で富士山を見るための工夫についても触れておくことにします。

新倉富士浅間神社の御朱印

新倉富士浅間神社の御朱印

新倉富士浅間神社では、参拝者に御朱印を授与しています。御朱印は、持参した御朱印帳へ直書きで記帳してもらうこともできるし、あらかじめ御朱印を紙に書いた書置きでいただくことも可能です。通常版の御朱印(初穂料300円)は、右端に「奉拝」左端に「年月日」まん中に赤い印2つの上に「新倉富士浅間神社」と墨書きされたものです。ほかに月替わりの御朱印(初穂料500円)もあり、例えば4月だと「さくら祭り」という文字と桜のスタンプが入ったものもあります。ほかに見開き2ページ分の大判の限定版御朱印(初穂料1,000円)が、その時期に応じたデザインにより頒布されています。

授与所での御朱印の受付時間は、通常午前9時から午後4時までとなっています。ただし、季節や行事によって受付時間が変動することがありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。また、混雑時には待ち時間が発生することもありますので、余裕を持って訪れると良いでしょう。新倉富士浅間神社の御朱印をいただくことで、参拝の記念として素晴らしい思い出となるでしょう。

新倉富士浅間神社の御朱印帳

新倉富士浅間神社の御朱印帳

新倉富士浅間神社では、オリジナルの御朱印帳を販売しています。御朱印帳のデザインは上の写真のもので、色違いが3種類あります。初穂料は2,000円です。ほかにも、近所にある冨士山下宮小室浅間神社と共同で頒布している当神社の主祭神である木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)をデザインした御朱印帳もあります。

新倉山浅間公園で富士山を見るための工夫

せっかく新倉山浅間公園に行くのであれば、富士山をきれいに見たいものです。富士山が見えるかどうかは、その時の運次第でもありますが、なるべく高確率で富士山をきれいに見るためには、いくつかの工夫が必要です。以下、新倉山浅間公園で富士山を見るための工夫について簡単に触れてみます。

結局、富士山がよく見える天気のいい日を選んで旅行に出かけるという、あたり前な話ではあるのですが、それがなかなか難しいのです。最近は天気予報も正確になって来たとは言え、1週間先になると予報通りにいかないことも多くあります。そこで今回提案する方法は、旅行する日は可能な限り直前に決める、という方法になります。

ウェザーニュースなどの天気予報サイトで、「山梨県富士吉田市」あるいは「山梨県富士河口湖町」の天気予報をチェックします。まず1週間から10日先あたりの天気の変化を眺めて、晴れが3日以上連続する真ん中あたりの日を旅行の候補日として毎日欠かさず天気予報のチェックを行います。天候の変化が早くなったり遅くなったりで、1日くらいずれるのはよくあることなので、晴れが3日以上連続する真ん中あたりの日を候補にしておけば外れる可能性も少なくなるはずです。

晴れの日がずれる以外にも、数日前になると急に雨や曇りの予報が発生することもあります。ですので、旅行に行く日はできるだけ引き付けてから決めることをおすすめします。当日の早朝や前日の深夜に決めるのが理想的ですが、事前の休暇申請が必要な場合もあるでしょうが、高確率を狙うにはせめて3日前くらいまでは待ったほうがいいでしょう。

また、天気予報のチェックとあわせて行いたいのがライブカメラでのチェックです。これは天気予報の情報と実際の富士山の見え方との関係をイメージするのに役立ちます。富士吉田市観光ガイドのサイトでは「富士山ライブカメラ 新倉山浅間公園・忠霊塔 ※リアルタイム映像」が配信されています。展望デッキからの見え方そのものがわかるの、大変参考になります。ほかにも、「富士五湖TV」より配信されている「河口湖大石」の映像が、新倉山浅間公園から富士山を見る方向に近いライブカメラの映像となります。

筆者の個人的な感想になりますが、雨や曇りでは富士山を見るのは絶望的なようです。また、天気予報が晴れであっても雲の多い天気の場合には富士山が雲に隠れてうまく見えないことも多いようです。しかし、風があって雲に動きがある場合には、しばらく待っていると富士山が見えるようになったり、逆に見えていた富士山が雲に隠れたりと、変化が激しいようにも思いました。

まとめ:新倉山浅間公園と新倉富士浅間神社の電車アクセス・御朱印情報

本記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • 新倉山浅間公園へのアクセスは電車が便利である
  • 新宿駅からJR特急「富士回遊号」で下吉田駅まで約1時間40分である
  • 安く行くなら京王線・JR中央線・富士急行線を乗り継ぐ方法もある
  • 下吉田駅が新倉山浅間公園の最寄駅である
  • 下吉田駅から新倉山浅間公園までは約1.2km、徒歩でアクセス可能である
  • 新倉山浅間公園内には急な階段や上り坂があるため、動きやすい服装と靴が必要である
  • 新倉富士浅間神社は歴史のある格式高い神社である
  • 新倉富士浅間神社では直書きや書置きで御朱印をいただくことができる
  • 御朱印の受付時間は通常午前9時から午後4時までである
  • 新倉山浅間公園には当地のシンボルでもある五重塔「忠霊塔」がある
  • 展望デッキからは富士山の絶景が楽しめる
  • 桜の開花時期、特に「新倉山浅間公園桜まつり」期間中は混雑する
  • 平日の早朝に訪れると多少は混雑を避けられる
  • 「新倉山浅間公園桜まつり」期間中は展望デッキの入場制限が行われることが多い
  • 富士山をきれいに見るためには天気予報とライブカメラを活用することが重要である

新倉山浅間公園からの絶景はほんとうに素晴らしいです。ただ、富士山が見えるかどうかは運次第。富士山の御姿がきれいに見えたなら御礼を、残念ながら見えなかった場合には次回こそは見えるように新倉富士浅間神社でお祈りしましょう。