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こんにちは、全国一の宮巡拝に挑戦中のぺー太です。
神社やお寺を巡って御朱印をいただくとき、「本日は書き置きのみです」と言われて、手書きじゃないの?と戸惑った経験を持つ方は多いかもしれません。
せっかく足を運んだのだから、自分の御朱印帳へ目の前で直接書いてほしいと思うお気持ち、とてもよくわかりますよ。
筆者自身も最初の頃は、あらかじめ用意された別の紙を渡されて、少しがっかりしたことがありました。
でも実は、御朱印帳への直書きだけが御朱印を授与いただく方法の正解というわけではないのです。
私が最初に御朱印をいただいたのは、地元にある馴染みのお寺でした。
しかし、その時はまだ自分の御朱印帳を持っていなかったので、その日は授与いただくことができなかったのです。
なぜなら、そのお寺では持参した御朱印帳への直書きでの授与しか対応していなかったからです。
私はすぐに楽天で自分好みの御朱印帳を購入し、翌週に無事に直書きで最初の御朱印を授与いただきました。
地元のお寺だったからよかったものの、遠方のお寺であったら大失敗をするところだったと、今思い出してもひやひやします。
この記事では、そのような私の実体験も踏まえながら、御朱印の授与形式の違いや、正しい受け取り方について詳しく解説していきますね。
- 本記事を読んでわかるポイント
- ・御朱印の直書きと書き置きの基礎知識
・手書きじゃない印刷の御朱印が増えた背景
・失礼のない御朱印の受け取り方とマナー
・書き置き御朱印の綺麗な保管と持ち歩き方
御朱印の直書きと書き置きの違い
神社仏閣でいただける御朱印には、大きく分けて二つの授与形式が存在します。それぞれの特徴や魅力について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
直書きとは御朱印帳への墨書きによる記帳
御朱印の直書きとは、自分が持参した御朱印帳に、神職さんや僧侶の方が直接筆で墨書きをしてくださり、朱色の印を押していただく伝統的な形式のことです。
目の前で筆が走る様子を見られるのは、とても神聖で感動的な体験ですよ。
書き手の方によって、力強い楷書から流れるような行書まで、筆跡に個性が表れるのも直書きの大きな魅力かなと思います。

直書きでいただく場合は、日付もその日のものを入れてもらえることがほとんどです。
自分自身がその日に参拝したという確かな証になるため、後から御朱印帳を見返したときに、旅の思い出やその時の空気感まで鮮明に蘇ってきます。
ただし、一つ一つ手作業で書いていただくため、混雑している時期や時間帯によっては、待ち時間が長くなることも珍しくありません。
書き置きとは別紙での授与
一方で御朱印の書き置きとは、あらかじめ神社やお寺が用意した別の紙に、墨書きや朱印が施された状態で授与される形式のことです。ただし、担当の方がいらっしゃる場合には、日付のみその場で記入していただくのが一般的です。
「書置き」と表記されることもありますが、意味はまったく同じです。
参拝者が持参した御朱印帳を預ける必要がなく、その場ですぐに拝受できるのが最大のメリットだと言えますね。

書き置きの御朱印を受け取った後は、自宅に帰ってから自分で御朱印帳にのりで貼り付けたり、御朱印ホルダーなどの専用のファイルに保管したりすることになります。
あらかじめ別紙に書かれているため、直書きでは対応が難しいようなイラストやカラーの装飾、切り絵や刺繍など特殊な装飾が施されていることも多く、デザイン性に優れたものに出会えるチャンスでもあります。
ぺー太 のワンポイントアドバイス
書き置きの御朱印を御朱印帳に貼る時は、スティックのりを使うと紙がシワになりにくくておすすめですよ。角までしっかり塗るのが綺麗に仕上げるコツです。
手書きじゃない印刷の御朱印の謎
最近では、墨書き文字の部分までが手書きじゃなく、あらかじめ印刷されている御朱印を見かけることも増えてきました。
「御朱印の墨書きまで印刷なんてご利益がないのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、印刷であっても神社やお寺が参拝の証として正式に授与しているものですから、信仰上の価値やご利益が劣るということは一切ありません。
また、文字や背景のイラストは印刷であっても、日付だけはその場で手書きしてくださったり、朱印だけは本物の印鑑を手押ししてくださる寺社も多いですよ。
なぜ書き置きの御朱印が増えたのか
かつては直書きが主流でしたが、近年は書き置きのみで対応する寺社が急増しています。そこには現代ならではの切実な理由や、新しい御朱印文化の広がりが関係しています。
混雑緩和と書き手不在への対応
書き置きが増えた最大の理由は、参拝者の増加に伴う混雑を緩和するためです。
テレビやSNSで御朱印がブームとなり、休日は授与所に長い行列ができることも珍しくなくなりました。
直書きにはどうしても時間がかかるため、参拝者を長時間待たせてしまうのを避けるべく、別紙の御朱印を用意する寺社が増えたのです。通常は直書き対応している寺社でも、混雑する初詣の時期などは書き置きのみの対応に切り替える寺社も多く見かけます。
また、地方の小さな神社やお寺では、神職さんや僧侶の方が常に常駐しているとは限りません。こういった寺社では、箱の中に書き置きの御朱印が入っていて、料金(初穂料・納経料)を納めて自分で御朱印を一枚いただいていくという「セルフ式」もよく見かけます。
ご祈祷や法務で不在の時でも、せっかく遠方から来てくれた参拝者が御朱印を受け取れるように、あらかじめ書き置きの御朱印を用意しておき、セルフ式で授与できるようにしておくという、寺社側の優しさと配慮でもあるわけですね。
限定デザインや切り絵の流行
もう一つの理由は、御朱印のデザインが劇的に進化し、多様化していることです。

季節ごとに変わる月替わりのカラフルなデザインや、お祭りなどの行事に合わせたイラストの入った限定御朱印は、通常の御朱印帳に直接書くのが難しい特殊な意匠が施されています。
最近では、和紙を精巧に切り抜いた「切り絵御朱印」や、色鮮やかな糸で縫われた「刺繍御朱印」、さらには透明な素材を使ったクリア御朱印まで登場しています。
これらは物理的に直書きが不可能なため、最初から書き置き(別紙)として授与されるのが前提となっています。
御朱印の正しい受け取り方とマナー
御朱印は単なる記念スタンプではありません。神様や仏様とのご縁を結んだ証ですから、正しい作法で拝受することがとても大切です。
必ず参拝を済ませてから拝受する
御朱印をいただく際の大原則は、必ず参拝を先に済ませるということです。
神社本庁(出典:神社本庁公式サイト)の解説でも触れられているように、もともと御朱印は写経を奉納した証として受け取っていた歴史があります。
そのため、本殿や本堂にご挨拶もせず、いきなり授与所へ直行するのは大変失礼な行為にあたります。
| 順序 | 行動の内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1 | 鳥居や山門で一礼 | 身なりを整え、心を落ち着けて境内へ |
| 2 | 手水舎で清める | 手と口を水で清め、穢れを落とす |
| 3 | 本殿・本堂で参拝 | 神仏への感謝とご挨拶をしっかり行う |
| 4 | 授与所で御朱印を受ける | 御朱印帳のページを開いて丁寧にお渡しする |
ただし、大きな寺社などでは「先に御朱印帳をお預けいただき、その間にご参拝ください」という案内が出ている場合もあります。参拝を先に済ませるという大原則は理解しつつも、現地のルールを優先して素直に従いましょう。
授与所での申し込み方と初穂料
参拝が終わったら、社務所や寺務所、納経所と呼ばれる場所へ向かいます。

直書きをお願いする場合は、御朱印帳の記帳してほしいページをあらかじめ開いて、「こちらにお願いします」と両手でお渡しするのがスマートなマナーです。
御朱印の代金は、神社では「初穂料(はつほりょう)」、お寺では「納経料(のうきょうりょう)」などと呼ばれます。
金額は全国一律ではなく、通常の御朱印であれば500円程度が多いですが、見開きサイズや特殊な切り絵御朱印などは800円から1,500円以上になることもあります。
【お釣りの出ない準備を】
授与所はお店ではありませんので、一万円札や五千円札を出すのは避けましょう。
あらかじめ百円玉や五百円玉を多めに用意しておくのが、大人としての気遣いですよ。
断られた場合の対応と心構え
時には、「本日は法務のため御朱印はお休みです」と言われたり、書き置きも含めて一切の対応をしていないと言われたりすることもあります。
そんな時でも、決して腹を立てたり、無理に食い下がったりしてはいけません。
御朱印はサービス業のスタンプラリーとは違うため、寺社側の宗教活動や運営方針が最優先されます。
「今回は神仏に呼ばれなかったのだな」と前向きに捉え、また次の機会にご縁があることを楽しみにする心のゆとりが、御朱印巡りには不可欠かなと思います。
書き置き御朱印の扱い方と保管方法
美しい書き置きの御朱印を授与いただいたら、綺麗に持ち帰って大切に保管したいですよね。ここでは、別紙の御朱印ならではの扱い方について解説します。
別の紙でも御利益や価値は同じ
先ほども少し触れましたが、別の紙でいただいたからといって、直書きに劣るということは絶対にありません。
神職さんや僧侶の方が、参拝者のために一枚一枚思いを込めて準備してくださったものです。
「手書きじゃないからありがたみがない」なんて思わず、神仏との尊いご縁の証として、ありがたく頂戴しましょう。
折れや汚れを防ぐ持ち帰り方
書き置きの御朱印は、そのままカバンに放り込むと、他の荷物と擦れて端が折れたり、水筒の結露で濡れてしまったりする危険があります。
美しい状態を保つためには、受け取った直後にしっかりと保護することが重要です。
ぺー太 のワンポイントアドバイス
書き置きの御朱印や拝観券などの記念のものは直接カバンに入れると折れたり汚れたりするので、携帯用の御朱印ホルダーや、100円ショップで買える硬めのクリアケースをカバンに忍ばせておくと安心です
旅先で急に限定の切り絵御朱印に出会った時なども、クリアケースが一つあれば、繊細な細工を壊すことなく自宅まで持ち帰ることができますよ。
御朱印ホルダーやファイルで保管
自宅での保管方法としては、専用の御朱印帳にのりで貼る方法のほかに、「御朱印ホルダー」を使用するのがとても便利でおすすめです。

ポケット式のファイルになっており、のりを使わずにそのまま紙を差し込むだけで綺麗に収納できる優れものです。
Amazonや楽天市場などでも、様々な和柄の御朱印ホルダーが販売されています。見開きサイズの大きな書き置き御朱印がぴったり入るワイドサイズのものもあるので、自分の集めているサイズに合わせて選んでみてくださいね。
⇒ 書き置き御朱印の保管におすすめ「御朱印ホルダー」の活用法
初心者におすすめの御朱印帳の選び方
これから本格的に御朱印巡りを始めようとしているあなたへ、相棒となる御朱印帳の選び方についてお話しします。
最初の1冊は事前に準備しよう
冒頭でもお話しした通り、初めて御朱印をいただきに行く際は、必ず事前に自分用の御朱印帳を購入しておくことを強くおすすめします。

大きな神社やお寺であれば、オリジナルの御朱印帳を授与所で頒布していることも多いですが、小さな寺社では販売していないことも多々あります。
普通のノートやメモ帳に書いてもらうことはマナー違反とされ、ほぼ間違いなくお断りされてしまいますので、専用の蛇腹式(じゃばらしき)や和綴じ式(わとじしき)の帳面を用意しましょう。
文具店やオンラインショップで、自分が直感で「可愛い」「かっこいい」と感じるデザインを選ぶと、巡るモチベーションもぐっと上がりますよ。
神社とお寺で分けるべきか
御朱印帳を一冊買った後によく迷うのが、「神社とお寺を同じ帳面に混ぜて書いてもいいの?」という疑問です。
結論から言うと、一般的には神社とお寺の御朱印が同じ一冊に混在していても問題ありません。
日本には古くから「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」といって、神様と仏様を一緒に信仰してきた長い歴史があることも、神社とお寺の御朱印を同じ一冊に混在させても問題視しない理由のひとつと考えられます。
ただ、寺社によっては神社とお寺の御朱印が混在することを避ける厳格なルールを持つ場合もあります。また、日蓮宗の「御首題(ごしゅだい)」と呼ばれる特別なお題目や、四国八十八ヶ所の「納経帳(のうきょうちょう)」などは、一般の御朱印とは意味合いが異なります。
【お寺や霊場独自のルールに注意】
一部の厳格な寺社や特定の霊場巡りでは、「神社と混ざっている帳面には書けません」とお断りされるケースがまれに存在します。
不安な方は、最初から神社用とお寺用で2冊に分けておくと、どのような場面でもスムーズに対応できるでしょう
御朱印の拝受に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 別紙でいただいた書き置き御朱印は、普通のノートに貼ってもいいですか?
A. 普通のノートに貼るのはおすすめしません。御朱印は神仏とのご縁の証である尊いものですから、専用の御朱印帳に貼るか、書き置き御朱印専用の御朱印ホルダーに収納して大切に保管してください。
Q2. 書き置きのサイズが大きすぎて、手持ちの御朱印帳からはみ出してしまいます。
A. 文字や印章にかからない余白の部分を、ハサミやカッターで少しだけ丁寧に切り落としてサイズを調整しても問題ありません。もし切るのがもったいないと感じる場合は、折らずに保管できる大判対応の御朱印ホルダーを使用すると良いですよ。
Q3. 「本日は書き置きのみです」と案内がありましたが、どうしても直書きをお願いすることはできますか?
A. 無理にお願いすることは絶対にやめましょう。書き手の方が不在であったり、混雑による特例措置であったりと、寺社側にはやむを得ない事情があります。その日にいただけるご縁として、書き置きをありがたく頂戴してください。
Q4. 遠方で直接お参りに行けないのですが、郵送で御朱印を授与していただくことは可能ですか?
A. 神社仏閣によって対応が全く異なります。参拝の証であるため郵送は一切受け付けていない社寺もあれば、特別な事情を考慮して公式サイト等で郵送申し込みを受け付けている寺院もあります。必ず各寺社の公式な案内に従ってください。
直書きと書き置きを使い分けて巡ろう
ここまで、御朱印の直書きと書き置きの違いや、それぞれの受け取り方について解説してきました。
結論として、直書きだけを正解と考えず、寺社の授与方法に合わせて直書きと書き置きを柔軟に使い分けるのが、現代の御朱印巡りの基本スタイルです。
目の前で筆を走らせていただく直書きの感動も素晴らしいですが、季節感あふれる色鮮やかな限定デザインが楽しめる書き置きにも、また違った魅力が詰まっています。
書き置きの場合は、受け取ったままカバンに入れて折れや汚れを防げるよう、クリアケースや御朱印ホルダーを必ず持参するようにしてくださいね。
そうすれば、旅先でふと思い立って立ち寄った神社でも、安心して美しいまま保管して持ち帰ることができますよ。
ぜひ、あなたにぴったりの御朱印帳とホルダーを準備して、心穏やかな神社仏閣巡りの旅を楽しんでくださいね。